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2004年07月25日

7月22日23日in宮城 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

気持ちとは裏腹に快晴である。
案外天気はこんなもんだ。最高気温が28度、やっぱ過ごしやすいわ宮城は。

実はこの講習会は二日間行われるので、もう一着ワイシャツが必要なのだ。今朝の一部始終を八乙女駅まで迎えに来てくれた事務局の方に話すと、紳士服の店まで案内してくれた。しかし私は二着購入しようとはしなかった。今日一日はどうしてもこのツンツルテンが着たくなっていたのだ。ハプニングを楽しむ心を養いたかったし、一日頑張って何か達成感が得られる気にもなっていた。
人間、明るく仕事をして、楽しく我慢しなくちゃね。

受講生はやや緊張気味でかたくなっている。宮城の人はおっとりしていて、すこぶる感じが良いのだが、もう少し積極性が欲しい。そういえば昨年の講習会も今頃で、何度も地震で揺れたなあ。通りから見える墓地の墓石のほとんどが傾いていたのを思い出す。

一日目終了。
共に講師を勤められた方と、事務局の方二人と私との計四人での夕食会では、明日の講習の打ち合わせや、近況報告とするうちに現場での四方山話になった。宮城では自宅や寺での葬儀がまだまだ主流であることから、自宅での幕張の苦労話や司会の体験談、葬儀の前に火葬を済ませる、前火葬の話などで盛り上がっていたが、埋葬の話で少なからず驚いた。当日埋葬が多いのは知っていたが、驚いたのはその方法である。墓にはカロート---地下の納骨用の棚みたいなもの---がなく、お骨をそのまま( 壷からも出すらしい )文字通り土に帰すらしいのだ。つまり墓石の下は、骨を入れるためのただの穴だという。お葬式にまつわる習俗は本当に全国さまざまで、いつも触れるたびに新鮮な気持ちになる。

二日目の講習会は、受講生も少しだけ積極的になり、それぞれの課題に熱心に取り組んでいた。休息時間の会話も弾みがちでなかなかよい雰囲気だ。
もっともっと頑張ってください皆さん ! 大変お疲れ様でした。

さあ久し振りの我が家へ戻ろう !
今日一日だけは家に泊まれる。四日ぶりだ。昨夜五歳になる息子が電話で照れていた。何てことだ !? 父親だぞ俺は。仙台駅で新幹線に飛び乗った。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2004年07月25日 01:11

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