ＭＣプロデュース

研修テキストを作るときに、ある程度の資料ベースはあるが、
あとはそのときのお客様のご要望で様々に変化させる。
月に3回の研修があったとして、研修依頼から打ち合わせ、
全体のカリキュラムを提示して、お客様のＯＫが出たら、
自分でパソコンに向き合い、ワードやパワーポイントで作成し、
印刷にかけてチェック、そして本刷りが終わり、
遅くても１０日～1週間前には、先方へ送付という手順。
全体で２～３週間は十分にかかる。
ということで今年の秋はその繰り返しだった。

ちょっと前に書いたが、私の秋の音楽活動も佳境に入っている。
明日は月に1度はある、保健所関係の仕事。
明日は初めて千代田保健所にミュージックセラピーで伺う。
初めてということでそのカリキュラムにも力を入れた。
秋にふさわしい歌を選び、ハンドベルの楽譜を作り・・・。
それが終ると午後は21日にある音楽祭の練習と準備。
その音楽祭当日は、ナンと午前11時～12時の偲ぶ会の司会と掛け持ちだ。
それが終って急いで掛けつける音楽祭。
1時半から司会と出演、二股かけて頑張って、
そのあと東京駅5時半の新幹線で翌日研修会がある兵庫へと入る。
様々なことを早めに準備をしたつもりだった。
しかし15日16日と行ってきた新潟の研修の疲れで声がつぶれている。
疲れが全然取れない。（ああ、もう年か・・・）準備がすべてカラ回り。

そして、ええっ？21日の偲ぶ会のナレーションが出来ていない！！　
どないしよ・・・。
本来なら焦りまくって夫にも当たっていた私だろう。
しかし今は「ＦＵＮＥＴ」がある。
あらかじめ遺族と打ち合わせた情報をポンポンと入力する。
「あっという間に出来た！」
まるで2日間くらい練って練って作ったごとくの内容がわずかな時間で。
さっき遺族に確認をすれば
「本当に素晴らしい内容で、ありがとうございます」と感謝された。
なんということだ、今まであんなに必死に作っていたことが嘘のよう。
こんなに楽をしていいのだろうか・・・。
いや、いいのだ。
「ＦＵＮＥＴ」は、そんな忙しい司会者向けの商品なのだ。
私は幸せ者。

これで、今夜の家族の晩御飯が作れる。
明日のセラピーの練習も出来る。
ナレーションの出来上がりも上々で、何の心配もない。

あとは、つぶれた声を直すだけ。