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2005年01月26日

喜びも悲しみも「顎関節症」(石川 元)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

MCの仕事をする身であるがゆえ、
あまり大きな声では言えませんが、私は、顎関節症であります。
顎を動かした時に関節雑音といって
「カクンカクン」「コックンコックン」と
音がする人は、顎関節症になる可能性が高い人。
それに伴い痛みや開口障害がある人は、
もう立派な顎関節症で治療の必要がある人です。

ちょうど2年ほど前の冬・・・。
MCプロの藤田順子さんと地方選のウグイスの仕事をしていた時の事。
ワイワイ言いながら、ウグイスやスタッフのために用意された
まかないの肉じゃがを頬張ろうと、大きな口を開いたつもりなのに、
口の中に納まっているはずのジャガイモが、床に落ちた。
「えっ??!」
もう一度チャレンジしてみたが、同じ結果。
口が、開かない!?
そう・・・あの日から、
私の顎関節症の苦悩の日々が始まったのです。

顎関節症は、症状によって4つのタイプに分類されるそうですが、
私の場合は、「クローズド・ロック」と言って、関節円板が正常に動かないため、
下顎がロックされた状態になっているとの診断結果だった。
簡単に言えば、耳の手前の顎を動かすちょうつがいが、壊れてしまったのだ。
命にかかわる病気ではないにしろ、一応プロのMCなのに仕事をどうするか?
死活問題だと思った。
森高千里さんだって、顎関節症が原因で歌手を辞めましたからね。

それから1年の間に大学病院を2箇所、そしていくつかの専門病院や、
伝を頼ってカイロプラクティックにも通いつめ、
もしかしたらと「親知らず」までも抜いてみたが、いい結果が出ない。

初診の病院では必ず、
「あなたは、神経質? 不眠症?」と聞かれるので、
そんなことは無いだろうと思いながらも一応、主人に聞いてみると
「あなたが神経質ならば、日本中、顎関節症の人だらけだね。」
とあっさり言われた。
「・・・だよね。」
(妙に納得する自分も情けない)
「そしてあなたが不眠症ならば」
「もういいって」

じゃあ、原因は?
今までの生活習慣の中に潜んでいるそうだが、
それを突き止めるのは、容易な事ではない。
姿勢、片耳に挟んでの長電話、足組、歯軋り、右に持つショルダーバック。
思い当たる癖は、すべて改めてはみるものの効果なし。
原因が分からないと、治療法も多岐にわたる為、
一つひとつを試してみるしか方法がないのである。
マウスピース、スプリング、とても他人には見せられない変な体操や、
足や手を高く上げての、幼稚園生のような行進も毎日やった。
歯並びが悪いのならば、いっそ総入れ歯にしてもいいと思ったくらいだった。

半ばあきらめかけていたある日、マッサージに行ったときの事。
目の不自由なマッサージ師さんにこの話をしたら、
顎に針を打って診てくれると言う。
顔に針だなんて・・・ためらいはあったが、2本だけお願いしてみた。
下顎と耳の手前に1本ずつ。
「ジャリジャリジャリ・・・」という骨の潰れるような音と共に口が開いた。
「うそ~」期待していなかっただけに、
あまりの嬉しさにマッサージの先生の手を握りしめていた。
東洋医学には、理屈では説明できない不思議な力があると実感した瞬間だった。

有難いことに、その日を境にして人並みに口は開くようになった。
ただ噛み合わせが悪いのと、
口を開くときの引っかかりには、まだまだ不都合がある。
でも、欲を言えばキリが無い。
これ以上悪化することのないよう、この変な病気と
上手く付き合っていくしかないようである。

ちなみに顎関節症は、
顎の骨格が細い、美人がかかりやすいそうですよ。
(ホホホホ・・・やっぱね! 森高千里もそうだし・・・ウフフ)

ある程度の歳を迎えると、
自分の弱いところに、いろいろな病気が出てきます。
皆さんも気を付けてくださいね。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年01月26日 22:15

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