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2005年02月10日

わたしの兄(関谷 京子)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

私と5歳違いの兄は、
良きにつけ悪しきにつけ、やたら私に干渉してくる。
この度のエッセイの件でもそうだ。
ちくいち厳しいメールが届く。
『文体とリズムは前回の方が良かった』だの、
『文体は数をこなせば独自のものになっていく。
・・・このように真摯に描いていく感覚で続けていくと、
日常の平凡な景色も描けるようになる。
そのためにも、日々、健康に精進することが大切!』
とか、
『一つのネタで百のエッセイを展開する技を身につけよう!』
云々・・・

そういう兄も別に文章の仕事をしているわけではないのだけれど
いつもこの調子なのだ。
皆さん、どう思います?
なんか笑えると思いませんか?
井手社長なんて、この話をしたら吹き出してたもの。
感想を述べてくれるのは非常に有り難いし、
よかれと思ってアドバイスしてくれているのはわかるけど、
おかげで聞かされる方は本当に大変なのだ。
今までも何かにつけ、その度に自信を粉々に打ち砕かれたり、
また、たまには持ち上げられたりとか・・・(これは滅多にない)。

その兄とは同じ東京で暮らしているので、
年に何回か会うのだが、いつも開口一番
『太ったなぁ、今何キロや?』
『痩せたなぁ、最低何キロはないとなぁ』ときたもんだ。
(たとえ身内でもレディーですよ、こちらは)
“ダーリンがいいって言っているんだからほっといてぇー!”
と、口には出せず・・・何故か胸の中で叫ぶ弱気な私。
でも、結構これが的を得てたり、
痛いところを突いてきよるから、尚腹立たしい。
口で勝てる相手ではないので、奴をいつかギャフン!と、
何かで言わせてやりたいと、目下思案中の私だ。

そんな、こうるさい兄が年老いた両親のために、
遠く神戸の実家に今年戻るという。
根は優しい、いい奴なのだ。
あぁあ、でもアドバイスはそれでも延々と続くのだろうなあ。
メールはどこからでも飛んでくるから安心は禁物だ。
ましてや、今回のは内容が内容なだけに内心ビクビク・・・ものである。

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投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年02月10日 09:50

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