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2005年03月16日

寺院葬の司会 (石川 元)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

「みのもんた」さんの菩提寺で、司会を担当させていただきました。
(燈籠には、みのもんたと記されているが、ミノリカワ・ノリオでしょ?)
本人も時々、この寺院を訪れるそうです。
(そりゃ!そうですよね。)
さほど広くは無い境内。
弔問者は受付で並び、お焼香で並び・・600人もの人々でごったがえした。
まるで、ディズニーランドのアトラクションを待っているようだ。
(こんな例えは、不謹慎ですね。スミマセン)

  

故人の年齢で差別をするつもりは無いが、54歳とは余りにも早いお旅立ち。
泣きじゃくっている参列者も多かった。
遠い昔の・・・自分の父の死と重なる。
私事になりますが、私の父は52歳で亡くなりました。
生前、でっぷりと太った九州男児の父に靴下を履かせるのは、母の日課だった。
しかし父の死後、泣き崩れる母の横で、旅支度をさせたのはこの私。
死後硬直している父に足袋を履かせるのは困難で、
きちんと足袋のホックが止まらない。
我が家の宗旨は、真言宗・・父が旅をしている間に歩きづらくては困る。
(そんな事を考えたのだと思う。)
葬儀社さんに
『きちんと足袋を履かせてください』
と助けを求めたのを思い出した。
長年思い出すことも無かった些細な出来事だが、
ふと、そんな場面が蘇っていた。

  

喪主様は、ショートカットのよく似合う凛とした美しい方だった。
時々、涙を堪える様子は、見受けられるものの参列者の心配りも忘れず、
しっかりした女性だ。(見ていてカッコいい)
・・・が、通夜・葬儀は気が張るものだ。
亡くなってから通夜を迎えるまでのご遺族の様子を窺いながらの
葬儀社さんの打ち合わせは、困難を極めると思う。
取り乱した我が家の葬儀の様子を振り返り、
改めて葬儀社さんの大切な役割が身に沁みる。
難しい仕事ですよね。

  

さて、今回は自宅葬では無く、寺院葬。
意気揚々と現場に向かったが、ホカロンの数を減らして行ったのは、
大きな誤算だった。
ご覧の通り形態は、自宅葬と同じ。
(抜かったわ!くぅ~~さぶっ!)

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年03月16日 03:23

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