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2005年04月10日

中年女のあがき(関谷 京子)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

私は最近、突然“美”への追求に目覚めた。
丁度、仲のいい友人のうちの二人が、
まつパー(まつげパーマの事を彼女たちはそう呼ぶ)にはまり、
その威力の素晴らしさに、一度体験すると止められないと言う。
まつパーをかけると、まるで別人のように、
化粧を落としても“浜崎あゆ”ばりの目元になるのだと。
今までの私なら、へぇ~ぇと聞くだけだった筈なのに、何を血迷ったか
『何々?どうなるって?』と身を乗り出して
『それでそれで?』と、熱く語る彼女たちの話を聞いた。
そして、是非お試しあれ~と言われて帰ってきたその夜、
早速ネット検索をし、近所で雰囲気の良さそうな所を見つけ、
それも、“他店との違いを是非体験なさって下さい”
な~んていう売り文句に目がくらみ、早々に予約を取って、先日行ってきた。

ほぉ~!ほんとだ。
クルンとほどよく均等にカーブを描き、いい感じに仕上がっている。
これにまつげを長く見せるタイプのマスカラを付ければ・・・
と考えただけでも気分上々。
(誰も40過ぎたおばさんのまつげなど、上を向いとろーが下を向いとろーが
たいして見てないだろうが)

そうなると次はファッションだ、ファッション!
これも昨日まではパジャマ姿のままでも、どんなに髪の毛が逆立っていようが、
平気で家の中をうろうろしていたくせに、何時、何が起こってもいいように、
ビシッとせねばビシッと!と、朝目覚めるなり着替えることにした。
かっこよく着こなせないジーンズは止めてスカートだ。
スカートとくれば、上着は今の季節ならセーターくらいは着るだろう。
(注 3週間ほど前に書かれたものです・・・井手より)
それもダマだらけのや虫食い後があるクタクタの10年物ではなく、
あくまでも外に出られる程度の物ぐらいにはしたい。
そして色のコーディネートもぬかりなく、
しかし張り切りすぎないで、それなりに・・だ。
そしたら、ほーら、背筋も伸びてだらしなさがなくなるではないか。

そんな日々を送っていたある日、今度はその友人の一人が
『私はマッサージによく行くんだけど、そんなオババっぽいのじゃなくて、
一度エステに行ってみたいわ』という。
年に一度だけ神戸で会うその時に、
『一緒にエステ体験しよう』とまで言い出した。
もう一人の友人は『シミ取りよ!シミ取り!!』と何だか何万円もするものを
買い込んで日々せっせと励んでいたらしいが、本人曰く
『肌に合わなくて、お化けのように顔が赤く腫れ上がってしまってさあ』と、
結局途中だったらしいが断念したそうだ。
(その話を聞いていた井手社長はあきれ顔で『女の執念は怖いね~』と震え上がっていた)

その通り!
彼女はまだあきらめてはいなかったのだ。
次なる秘策があるらしい。
実は彼女を実験台にして成功したら、私も挑戦したいと思っているのだ。
だってこの所急にシミが増えたもの。
ファンデーションではもう隠しきれないわ!
ほらここも、ほらここにも・・・。
これも他人からすればどうでもいい程度で、
あくまで自分の満足度なのだろうが・・。
これぞ中年女のあがきかもしれない。
しかしまだまだ40代、内面も外見もますます磨きをかけて、
より綺麗な50代を目指したいと思っているのだ。


〈井手の割り込み〉
関谷作曲・演奏の新作BGM(全10曲)の中で、
特に私の大好きな曲が【未来への扉】という楽曲です。
その昔、「約束の夏」というドラマに主演していた頃の
本田俊之さんの主題歌の雰囲気に似ているとよく言われます。
この【未来への扉】という曲は、私が曲のイメージや雰囲気を
彼女に要望して作ってもらったこともあり、思い入れも強いようです。
葬儀業界も、遺骨の退場シーンをこの曲で演出しても負けないくらいの
ハイクオリティなプロデュースが可能になればと願っています。
(10年早いよ・・・と言われますが)
それにしても、関谷君の演奏能力は素晴らしい。
レコーディングスタジオで、彼女のこの曲を聞いたミュージシャンが
皆一様に驚きの声を上げていました。
(逆に言えば、葬儀業界はまだ音楽的に見下ろされていたのです。)
私の遺骨退場ナレと併せて、曲の一部が視聴できます。
下記のリンクからどうぞ!
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投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年04月10日 17:49

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