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2005年04月07日

掃除機と花粉症(石川 元)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

我が家には、堂々たる36万円の掃除機があります。
それはそれは吸い込みのいい優れものであります。
「床やじゅうたんだけでなく、布団のダニや花粉もすべて取り除く事が出来、
そして掃除機は、1週間に1回かければ充分!」だと言う。(売り文句)
訪問販売の人が、実際に掃除機をかけてくれ、
じゅうたんの奥に沈んでいた砂まで(我が家は、海の傍)、
吸い込まれたのを目の当たりにして、ついつい・・・。
私のギャラの中から、ローンを組んで購入してしまったのです。
この高価な掃除機を!
もう5年以上前の話ですが、主人には内緒でね。(太っ腹だ)

見よ!これがその掃除機様だ。(ジャーン)



月日は流れ、それから約2年後・・・
コツコツとローンの返済をしていたが、
ひょんな事から主人に隠していた掃除機が見つかってしまった。
まず36万円に驚かれ、挙句の果てに訪問販売で購入した事と
ローンを組んだ事にひどく怒られた。
「俺に5万よこせ!同じ機能を持った掃除機を秋葉原で買ってきてやる。」
「やっぱり、ちょっと高かったかなぁ?」
「当たり前だ!騙されたのっ!バカじゃないか!?」
「だって、花粉症が辛そうだから・・・」
夫婦喧嘩は、延々と続いた。

・・・がこの私、愛用の掃除機は、誰が何と言おうとも優れている。
そう、信じずにはいられない!(信じてる・・・たぶん・・。)

我が家には、学生時代から花粉症持ちの主人と、
2歳から花粉症と診断された娘がいます。
かなりの重症。
この季節、窓を開けようものなら、大変な文句の言われようだ。
桜の咲く、この季節・・・窓を全開にして春の空気を取り入れたいのは、
やまやまだが、花粉症の辛さは、私も分かっているつもり・・・我慢、我慢。
だからこそ、こんな高価な掃除機を・・しかも私のギャラで購入したのにっ。
人の気も知らないで、全く!
(でもよくよく考えると、浅はかだったと思いますし、反省していますがね。)

今年の花粉は凄かったですね。
何とも、家に2人も口の達者な花粉症達が居ると、
花粉症の無い私と母は、この季節、本当に居心地が悪い。
洗濯物も布団も外に干せず、部屋の換気もままならない。
そして、ひどい時には朝の4時ころから
連発のくしゃみが、聞こえてくるので目が覚めてしまう。

「花粉症の人は、進化した人間だ。」
と主人は開き直り
「動物園のサルでさえも花粉症で苦しんでいるらしいよ。」
とまで娘は言いだす始末。
迷惑をかけている人たちが、なぜ威張るかなぁ~!?
私に言わせてもらえば、
「花粉に順応できる花粉症でない人こそ、進化した人間だ。」
おっと・・MCプロデュースにも社長をはじめ花粉症の人は、
結構居るんだっけなぁ!
あのぉ・・花粉症の人を敵に廻すつもりは、ありません。
私も来年は花粉症のお仲間かもしれませんしね。

「花粉の季節よ!早く終ってくれ~!」
花粉症の方の願いでしょうが、花粉症でない人の願いでもあるのです。

<おまけ>
この桜の咲くすばらしい季節・・・
4月は、加藤さんと私の誕生月です。
おひつじ座、誕生石はダイヤモンド!
私たちにお似合いだわ。(何のこっちゃ!)

〈井手の割り込み〉
この話には後日談があって、
この掃除機様を扱ってらっしゃる会社の社葬を私が担当しました。
その時は・・・
まさか石川がこの掃除機様を購入していたのは知りませんでした。
アホらしいほど不思議な縁です。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年04月07日 17:52

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