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2005年07月13日

フェアはフェアでも (工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

東京国際ブックフェアに行ってきました。
毎年7月の上旬にある、本の祭典です。
出版社に勤める友人に誘われて去年から訪れています。

全ての本が基本的に2割引。
洋書も安く、数多く揃っていて、それだけでも満足できます。


近年、出版業界が何に力を入れているのか。
それが、最も興味があるところ。
今年目立っていたのは、携帯電話で読める小説でした。
携帯コンテンツは、どの業種でも元気があります。

ただ…
文字が小さくて読みにくい。
(わかっていたことですが。)
メールで盛んにコミュニケーションしている、
若者向けの市場なのでしょうね。


個人的に興味深かったのは、電子ブックです。
去年は最も盛況だったカテゴリーでしたが、
今年は少し出展が減っていたように思います。

そもそも、電子ブックは現在日本で1万機程度しか出回っていないそうです。
それでも出版業界が電子ブックに力を入れるのは、中国にその答えがあるとか。

「中国の識字率を上げるために、中国全土に教科書を配布すると、
 世界の森林に多大な影響を与えるのです。」
と聞きました。
真偽の程はわかりませんが、自然環境のために頑張ってください。

ちなみに、下の写真は、電子ブックサンプルの一つです。
データの保存はSDカード。



これが意外に軽かった。
そして、目が疲れない。

去年は、画面チカチカして読むのに疲れましたが、
一年で進化していました。
現在1万台だけれども、業界は本気です。

この調子で技術革新が進み、学校の教科書が電子ブックになって、
科目毎の教科書はデータで開く、というような時代が来るかもしれません。
弊社のセミナーも、教材を印刷する手間がなくなるかも…。
製本された本がなくなることは無いでしょうが、
電子ブックの可能性がうかがえたことが、今年の収穫でした。


その他、英語教材の激しい売込みを無視したり、
雑誌の叩き売りを遠目に見ていたり、
東京国際ブックフェアを堪能しました。
来年もきっと訪れるでしょう。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年07月13日 00:43

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