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2005年07月10日

地域No1を目指して!(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

久し振りに朝の4時半に起床。
中央線快速の始発に乗って東京駅に向かった。
前回伺ったときには上越新幹線が不通になっているときで大変な長旅だったが、
何事もなく新幹線が走っているということが本当に有難い。
2時間あまりの新潟への旅は、山あり谷あり緑の平野ありの風向明媚な箇所が多く、
私の大好きな景色が車窓に広がる。

お手伝いをさせて戴き今年で4~5年にはなるだろうか、
新潟の葬儀団体の接遇研修会があった。
昨年新しく出来たホールを使っての、ロールプレイング研修会だった。
すでに顔なじみの方もいらして
「お久し振りです」
「頑張っていらっしゃいますか?」
などと言うあいさつが交わされ、とても和やかな雰囲気で研修会が始まった。

全国の様々な研修会で講師としてお手伝いをさせて戴いているが、
朝はなるべく早く研修会会場に入って初対面の受講生とも他愛のない雑談をする。
その時にその受講生が「本気」でその場所に来ているか「お義理」で来ているか、
又、接遇研修会そのものをどう思っているかが何となく見える。
まず間違いなく本気な人は「身だしなみ」が違う。
まさにそのままお客様の前に出ることが出来るような、本番の服装で来ている。
服装については前もって主催者側が告知するとか、しないとかの問題ではない。
受講生本人の気持ちの問題だ。
そして研修会が始まってからは
「ただの受身」か「積極的・前向き・肯定的」かが、おのずと見えてくる。





「腹をくくる」「お尻に火がつく」という言葉があるが<本気な人>は、
いい意味で切羽詰っている。
「崖っぷち」「もう逃げ道がない」という状況は、心底、人を本気にさせる。
私もこれまでに何度もそういう体験した。
逆に「このままでもどうにかなるよ」
「誰かがやってくれるよ」
「そこまでやらなくてもいいんじゃない?」
「どうせ私たちには出来っこない」という言葉は、
やる前にあきらめている感じがして、ものすごくもったいない。
現在、地域で同業他社との競争があってもなくても、
一日でも早く、その気になって動き始めて欲しい。
その原動力になるのがまさしくこの「本気の気持ち」である。

研修会とは、自分を上手にごまかして
<出来ているフリ><知っているフリ>をする場所ではない。
自分たちにどのような問題があるのかを知る場所である。
間違って、恥をかいて、冷や汗をかいて、指摘されて、質問されて、
自分たちに足りないものや出来ていないものと真正面から向き合い、
それを明確に知る場所である。
大勢の受講生の前で自分たちの問題をさらけ出すことになるかも知れない。
しかし恥ずかしいことなんか微塵もない。
そのための研修会だ。堂々と間違えればいい。
裸の自分をさらけ出すこと以外に、より良く変わって行ける道はないのだ。

どこの世界でも、成長する人は何にでも加担にチャレンジする人だ。
そしてはじめて次への課題が見えてくる。
問題が見えた人は必ずそれを突破していける。
そして間違いなく成長して行く。
問題が見えなくて変わって行くことは難しい。
研修会に何となく来て、後ろの方から他人事(ひとごと)のように
覗き見するだけの参加ならやめた方がいい。
お金と時間の無駄だ。





今回の研修会では、果敢にチャレンジするある葬祭センターがあった。
まさに課題を持ってやってきていることが分かる。
自分たちの葬儀を一生懸命にシュミレーションしながら
基本と現場の実践をつなげようとしていることが分かる。
私はその参加態度に、心の中で「あっぱれ!!」と叫んでいた。
葬儀の接遇という形に心を入れて行動して行くために、
その人の燃料となるものは「やる気」しかない。
「やる気」がその人を動かす。
そして周りを動かす。
一生懸命に努力した日々があった時に、気付いた時には
「地域No1」になっているはずだ。
頑張れ!ファイト!

話は変わるが、エッセイ「七転び八起き」を毎日読んでくださっているというUさん、
本当にありがとうございます。
毎日更新するのは結構大変で、研修会から戻ると、まだ家にも着かない内から
「研修会はどうだったか?」という質問と、
必ずその後に「エッセイをよろしくね」というメールが井手から届く。
私も最近は帰りがてらどこででもエッセイの下書きをメモするまでになったが・・・。
読んでくださっている方から「毎日楽しみにしています」という声を聞くと、
すごくうれしいし頑張って書こうという気にもなる。
Uさんには、私が病気になったというエッセイでご心配をおかけしたようだ。
有難うございます、こんなに元気になりました。
どうぞいつでもお気軽に、エッセイのご感想やご質問、お米の出来具合など等、
HPを通してメールをください。
私からもお返事いたします!

という訳で、新潟の研修会も無事に終わり、主催者の方からご丁寧に
お土産にいただいた「ホッペが落ちるほど美味しい鮭」をぶらさげて帰って来ました。
来週は、鹿児島の皆さんと1泊2日の密度の濃い研修会が待っている。
週末には久し振りに、実家でのんびりして来ようと思っている。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年07月10日 00:45

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