ＭＣプロデュース

私が新卒で入った企業で働いていた時代に、このYホテルはオープンし
見学に来た事がある。随分古い話だ。
当時の印象は、清潔で品が良く、スタッフのサービスも行き届き、
小さいけれど完成度の高いホテルとして「我が社お気に入り」のホテルだった。

現在も、長い時を経た事は伺われるが、雰囲気は当時のまま、
暖かく、スマートだった。
よって、パーティーも終始おめでたく、和やかなムードを保ちつつ、
正確な時間内にお開きを迎えるという、すがすがしさ溢れるものであった。

あれから、随分長い時間が過ぎていった。
私は新卒で入ったその会社を丸4年で退社し、フリーのしゃべり手となった。
そして30歳を越えた頃からブライダルMCの仕事を引き受けるようになった。
忙しく、仕事に追われる生活を続けて数十年、私は忘れていた事を思い出した。

「フラワーアレンジメント」私は２０代からお稽古をはじめ、
「いつかは自分が先生になり、教室を持ちたい」という夢を持っていた。
しかし、しゃべり手の仕事は忙し過ぎて、そんな夢はずっと昔に忘れていた。
だが、ここ数年、少し時間のゆとりを取り戻し、私はもう一度
フラワーアレンジメントのお稽古をはじめ、去年待望の自分の教室を開いた。
その名は「サロンドマリアージュ」
（URL　http://www16.plala.or.jp/pftakako）



現役ブライダル司会者のフラワー教室にふさわしい名前をと思ってつけた。
現在、私の教室には、しばしば結婚を控えた花嫁の卵達が
「自分で持つブーケを自分自身で作りたい」
という希望の元、レッスンに訪れる。
私は現役ブライダルMCなので、その点も面白いらしい。



これから先、私はどの様に年を重ねて行くのだろうか？
今まで経験した事を活かしながら、
新たな挑戦を続ける自分であってほしいと思っている。


＜井手の割り込み＞
秩父へ行ってきました。
これまた子供たちと約束していた、長瀞の川下りとロープウェイ。
ここのところ家族サービス１年分の借りを一気に返済しています。（よっしゃー）



紅葉狩りには、少しばかり早かったようです。
瀞（とろ）とは、水の流れの穏やかな所を指す言葉です。
ですから瀞場（とろば）とは、ゆっくりと水が流れている場所のこと。
長瀞（ながとろ）という地名の由来がこれですね。
（と、船頭さんのウンチクです）
およそ３キロの川下りです。
船頭さんの巧みな会話と川の両側に広がる絶景・・・大自然を満喫しました。
時折掛かる水飛沫にも子供たちは大興奮。（夏に来たほうが良いかもね）
それにしても、一艘に２０人位乗るのですが、全員デジカメ持参です。



川下りの後はこれも前から約束してあったロープウェイ。
何せ６歳の息子はロープウェイに乗りたくて、これ見よがしに
リビングに手作りの模型を作りました。
材料はトイレットペーパーとサランラップの芯とセロテープと折り紙。
セロテープで拵えた２本のレールは、地上１メートル位を、
台所のカウンターからソファーへと続き、その後６０度ほど右折して
ダイニングテーブルへと繋がっております。
またその出来栄えを家内が親馬鹿で「凄いっ ! 」とか誉めるものだから、
息子は暫く調子に乗っておりました。



ロープウェイに乗りたくて仕方なかった6歳の子は、興奮していました。
前回来た時はまだバギーに乗っていたものですから記憶がないのです。
宝登山ロープウェイですが、高い所へ行けば幾分紅葉が・・・。
やっぱり紅葉は逆光からが美しいですね。