ＭＣプロデュース

　

ナレーションは、通夜は簡単な略歴ナレ、葬儀は弔辞があったので
「ＦＵＮＥＴ」のナレーション文章作成システムの雛形に
お人柄を加えたものを開式前に読ませて頂きました。
やっぱりこの季節のプロローグは、もの悲しい紅葉・落葉でしょう。
「ＦＵＮＥＴ」に沢山格納されてあるので（毎月更新です）、
自分の読みやすいものをチョイスされるといいと思います。


通夜のお清めの席には、追悼映像が流されていました。



さて今回のハプニングは、導師・式衆の皆さんです。
宗派は、日蓮宗で高齢のご導師様は少々細かい方でした。
差上もコピーされており（お寺さんの分しかありませんでしたが）
会葬者が多い場合には・・・とお経を延ばす打ち合わせもされていた。
チラッと差上を見せて頂くと、私のノートにある基本形に近い。
「ＦＵＮＥＴ」会員の方は、ＭＣライブラリーの司会資料[日蓮宗]を参考に！
弔辞は、開棺の文―引導の後とおっしゃったが、
私はいつも動作まで聞くようにしています。（確認は慎重にね）
開棺の文―引導―焼香・着席、そこで弔辞の方のアナウンスでいいですね。
と確認を取っていた。





そして本番・・・・。
導師が厳かに引導文を読まれ、焼香―着席。
（ここだわ！）「（ちょ・・）」「弔辞を拝受いたします。」
と言おうと思った矢先、
「ゴ～～～ン」と次のお経が始まった。
あれ？？？？？私の出番でしょ！（弔辞の事をすっかり忘れている導師）
そばにいた担当者の顔を見ると
「弔辞があることを忘れていますね。かぶせて弔辞にいってください。」
と強気な発言。
（やけに冷静だが、こんな事ってよくあるの？）
私が「弔辞を拝受いたします」と言えばお経を止めてくれるのだろうが・・・。
勇気がいるな・・・互助会さんは強気だな・・・
などと考えている間にお経が止んだ。
弔辞があることを思い出したのでしょう。
（いいよね）導師は間違えても怒られないし、
参列者で導師のうっかりに気付いた方もいないでしょう。
（逆だったら大目玉だろうにね）

そして、この後は滞り無く進行しいよいよ出棺。
ホテルのブライダルでもよく入場やお開きが隣の部屋と重なり、
どちらが先陣を取るかキャプテン同士が話し合っていますが、
葬儀でも今回、出棺が２階３階で出棺が重なり、
どうやら我らの担当者が優先されたようでした。
１階から同時に車が出て行くのも変ですからね。
けど葬儀は、その分お別れの時間をたっぷり取れるので、
後発でも別にいいような気がします。（火葬の時間に充分間に合えばね）
ブライダルだと食事も終わり歓談で間延びしてしまう事もあるので、
出来れば先発を取りたいですけど・・・。

家族やお孫さんに愛された故人。
社葬の割には、家族の想いが色濃く出ていたお式でした。
担当者のＩ様は、とても指導力があり、開式前の全体ミーティングもしっかり
していて遺族や参列者にはもちろんの事、業者の私たちにもとても親切です。
優しさの中にもピリッと強気な決断力も担当者には必要不可欠なもの。
こういう上司がいると会社は伸びるでしょうね。

故人のご冥福をお祈りいたします。