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2006年01月07日

七草粥(井手 一男)と 野菜の収穫(藤田 順子)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

今朝は、七草粥をいただきました。

せり・なずな・すずな・すずしろ・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ。(どや!)
何故か知らないけど、中学の時、春の七草だけは簡単に憶えることが出来ました。
語呂が良かったのか、語感が自分にピッタリだったのか・・・。
しかし、知識として憶えたけれど、名前と実物の野菜とが一致しません。(情けない)

一説によると、日本で粥が食されたのは稲作文化の始め頃、縄文~弥生時代に
玄米を粥にしたのが始まりだとか・・・(さぞ粥の色が黒ずんでいたことでしょう)。
稲作の定着に伴い、当然太陽の持つ力(太陽信仰)への依存が大きくなりますが、
この太陽の光を自在に操ることが出来る鏡に対しても、
人々は霊的な不思議な力を感じていたはずです。(鏡は光を自在に反射しますから)
だから、当時の鏡の形は太陽のように丸いのが当たり前。
(各地から出土される鏡の形もほとんど丸だね)
現代から見ると、丸い鏡の方が圧倒的に少ないですけど。
神式の飾りでも丸い鏡を使いますよね。
それに太陽神が天照大神で、皇室の祖神として伊勢神宮の内宮に祀られています。

1月7日に七草粥を食べると、一年間無病息災・・・
だと言いますが、私は門徒だから、原則的に迷信は信じません。
正月の七草粥は、新年を無事に迎えられたことへの歳神(としがみ)様への感謝と、
正月のご馳走に疲れた胃腸を休めるために都合がよく理に叶ったものといわれるが、
他に何か由来があるのでは・・・。

七草粥の風習は平安中期からという説がありますが、そのルーツは中国にあるようです。
奈良時代に大陸の文化がどっと日本に押し寄せて・・・(仏教もこの時にね)
真新しいものが人々の心を捕らえたのは、今も昔もそう変わらないでしょう。
驚くべきことに、当時の貴族の食材は現代と大差がないと聞いたことがあります。
もちろん味付けは相当違うかもしれませんが。
揚げ饅頭のような、現代から見ても一昔前なら贅沢なお菓子だって
(小麦粉を練って油で揚げる)、すでに中国から伝わって食していたようです。
後にこのような贅沢品は、特別な時にのみ食卓に乗るようになります。
それが神事やお葬式、お祭りの時なんかで現代に脈々と受け継がれています。

七草粥のルーツが中国なら、中国の風習を・・・。
中国では1月7日を「人日(じんじつ)」と言うそうです。
人日(じんじつ)の意味は、人の日ということらしいのですが、
どういう事かと言いますと、1月1日が鶏の日、1月2日が犬の日、
1月3日が豚の日、4日が羊の日、5日が丑の日、6日が馬の日とし、
元日から6日までは家畜に感謝してご馳走を与え、7日が、人の日としていたようです。
この日は人の日ですから、人をいたわり、人を殺さない日でもあるわけで、
この日ばかりは刑の執行を行わなかったとか・・・。
そして人の身体に良い食べ物として・・・早春にいち早く芽吹くことから
邪気を払うと言われていた七草の登場となるのでしょう。
7日目に7種の菜を食べると、万病なしという信仰があったみたいです。
七草の種類は、国や地域また時代と共に違っているようです。

余談ですが、橘の義兄が中国の研究をしておられて、
「中国4000年 弱肉強食の法則」という本を講談社から出版されています。
人食いの事例を大量に集められた珍しい本ですが、
中国の風習の事で不明な点は今度教えていただきましょう。

ところで、東で粥と言えば、病人食のイメージが強いでしょうが、
関西では「京の白粥、大和の茶粥」とか「朝粥、昼飛び、夕雑炊」のように
日常食としてのイメージの方が強いようですね。
日本の食文化は、東と西では大きく違うことがありますから。

取りあえず、七草は日本のハーブということで・・・。
それにしても、こんな葉っぱの入った粥では、昼までもちませんな。
(因みに我が家の七草粥は、僕の好みで中華味でっせ)

で、弊社で野菜と言えば藤田ですから

野菜の収穫 (藤田 順子)

珍しく畑にデジカメを持ってきました。
今日は夕飯のビーフシチューに入れる人参と、
サラダ用にブロッコリー・ほうれん草・水菜を採りにきました。
ついでに色々写真を撮ってみました。

 

今年は「アスファルトに生える大根」が話題でしたが、
やっぱり大根は栄養のある土でのびのびと育ててあげたいですよね?
今、我が家には、たくあん用が2本軒先に吊るしてあり、
それ以外にもあるので今日の収穫はなしです。



今年は作っていませんが春菊は霜に弱いです。
そして今年の初挑戦は水菜です。
この野菜は、鍋によしそのままサラダによし!重宝してます。
育てるのも簡単でぐんぐんのびるし、根っこごと抜くので
水につけておけば1週間は新鮮です。
きっとベランダでも育てやすいんじゃないかなぁ?
そして、白菜。これは失敗。こんなにひらいちゃった・・・!

 

こっちがいいね(^^)
端から撮ってみました。
手前から小松菜・水菜にネギ・ブロッコリーが見えてます。
風は相当冷たいですが、太陽の光の下、収穫はとっても楽しい作業です。

 

・・・おまけ・・・
私は細かい作業が大好きなんです。
先日、お世話になっているホテルの仲の良い女性スタッフが結婚したので
プレセントを作ってみました。

 

花は直筆です。
お客さんをはじめに迎える玄関に飾ってもらうイメージで作りました。

<井手の割り込み>
実は我が家にも畑があります。
が、私も家内もまったくド素人で、畑仕事は一切やりません。
そのうちチャレンジはしてみたい・・・とは思っていますが。
そこで地元の人(40人程)に、市民農園のような形で貸しています。
1人年間平均5000円位じゃなかったかな。とにかく、無茶苦茶安いです。
税金払って赤字かも・・・。
藤田が近所ならば、もっと高額な賃料で「ふんだくる」のに、誠に残念。
今度野菜の作り方を教えてもらいます。
(ついでに苗も頂戴)

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年01月07日 16:58

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