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2006年06月01日

葬儀司会研修会in東京 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

もう10年続いている恒例の葬儀司会【ベーシック講座】。
今回は当日欠席が多かった。(過去最高かも)
当初18名の予定だったが4名が当日欠席。
内訳は3名が仕事、1名は申し込みをしたのに受講日を失念していたらしい。
結局14名だが、運の悪いことは続くものでその中から1名が風邪でダウン。
熱があるらしく、後ろの席で一日中待機。(辛そうだったなあ)
というわけで、13名という少数精鋭で。


実は受講者数が少ないと、私の葬儀雑談は多くなる傾向にある。
時間的に余裕があると思い、普段は脱線し過ぎないようにと押さえているが、
そのタガが、あっさりと外れるようだ。
全国各地の葬儀の面白風習見聞記。(85へえ)
貴族の仏教から庶民の仏教へ大転換した意味。(60へえ)
僧侶側から見た葬儀実務の問題点の指摘。(65へえ)
家族葬という耳に心地良いイメージを持つ言葉が指し示す方向性。(70へえ)
ユーザー側の変化に業者が試行錯誤で提案した商品の笑える話。(58へえ)

ちょっと今回は雑談が多かったかな。(反省)
しかし不思議なもので、雑談が多い時ほど受講生の理解力が上がる。
様々な角度から葬儀を見るということが、
結果として葬儀司会のイメージを膨らませてくれるのかもしれない。
あるいは、リラックスできる状態が好結果に繋がっているのかも。

珍しく女性が少なかった、というより偶然女性の欠席者が多く、
結果として男性が多いという、ここ数年なかった現象。
また最近多いのは、2代目というか跡継ぎの方の受講者が目立つ。
これからの葬儀司会のあり方を考えるに、
「前任者がこのようにやっていたから私もこうします」ではどうにもならない。
地域により格差はあるだろうけど、確実に葬儀が変わっている世の中の流れを見て、
時代に合った、地域のニーズに合った、今の葬儀司会を模索する姿勢は大切。
司会技術の習得を求める理由に、危機感を感じていることが挙げられるようだ。

今回もFUNETの体験コーナーを用意したが、
講座の中で私があまり休息を取らないために、
あるいは休息の時には必ず休息後の課題を宿題とするために、
皆さんが暫し休めて「さて、FUNETの音声でも、ちょっくら聴いてみるか!」
という気分にはとてもなれないらしい。
ちょっとは商売っ気を出さなきゃ…と思っていたところ数名の参加者が、
弊社ホームページでナレーションを試聴していることが分かった。(95へえ)
ときどきアップされる無料サンプルを楽しみに狙っているとのこと。
受講される方は遠慮なく<音声>を聴いてください。
聴けば聴くほど上手くなりますよ。

近年ベーシック講座受講者のレベルが上がっている。
このテキストのレベルは高く設定してあるが、難なくクリアする人も珍しくない。
そもそも私の講座の特徴は、葬儀の司会経験者よりも素人、
または司会以外の表現経験者(朗読・声優・ミュージシャンetc)の上達振りが目立つ
…ということに10年掛かって気づいた。(87へえ)
葬儀ッぽくない、自然な口調をベースにした葬儀司会だから、
メリハリの付け所さえ押さえれば、あとは感性の勝負か。
表現経験者の強みは、人前で上がらないこと、呼吸が安定していて自在に使えること。

受講する前から、受講者のレベルが上がっているのは、
葬儀司会を取り巻く環境が大きく変わったことが影響しているだろう。
今回、参加者の中に司会のブログ仲間同士が偶然居合わせたようだ。
お互いの顔を知らなくてもハンドルネームでのやり取りから、
相手の事を「もしかして…」と思っていたのだろうか。
確かめ合って嬌声が上がっていた。(100へえ)
司会者同士の情報交換はネット上で盛んとも聞く。
葬儀司会の底辺が確実に広がっていることだけは確かだね。

夕方から工場長が見学と称し一杯呑みに現れた。(5へえ)
最近女児が誕生し、ほやほやのお父さんになったデレデレ事務局のK氏(98へえ)と、
石川と私と合わせて四人…例によって沖縄料理へメンソーレ。
6月下旬の葬祭ビジネスフェアの打ち合わせと写メによる赤ちゃんのお披露目会。
生後間もない赤ちゃんの顔を見ても、似てるのか似てないのかさっぱり分からず。
フェアについては、そろそろ詳細を詰めていかなければ。
葬儀司会講座10年の節目のような事を考えています。

ビールが上手い季節、また太りそうです。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年06月01日 00:13

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