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2006年06月17日

ジューンブライド (石川 元)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

直訳すれば「6月の花嫁」。
6月に結婚した花嫁は幸せになれるという・・・ヨーロッパからの伝承です。


その由来は諸説があり、
①6月すなわちJune という月名が、ローマ神話の結婚をつかさどる女神である
ジューノ "Juno"(ギリシア神話では女神ヘラもしくはヘーラー)からきているため
婚姻と女性の権利を守護するこの女神の月に結婚すれば、
きっと花嫁は幸せになるだろう、とあやかってとする説。
②その昔ヨーロッパでは、3、4、5月の3ヵ月間は結婚することが禁止されていて
6月は結婚が解禁になる月であるため、6月になっていっせいにカップルたちが結婚し、
周りの人達からの祝福も最も多い月だったとする説。
③ヨーロッパの6月は1年中で最も雨が少なく良いお天気が続くため、
溌剌とした季節の始まり、若者の季節と呼ばれ季節的環境がベストな月であり、
加えて復活祭も行われる時期であることから、ヨーロッパ全体が祝福ムードで溢れ、
6月の花嫁は幸せになれるとする説。

①は、あまりにも非現実的。
②は、ん~納得できるかも。
③は、こんな由来だとしたら、日本に取り入れるのはおかしいでしょう!

しかし日本でも「6月の花嫁は幸せになれる」と・・・根強い人気があるようです。
4・5・6月と多くのブライダル司会を担当させて頂きました。
ブライダルと葬儀の司会を担当するに当たり、
準備段階での大きな違いは、前倒し、前倒しで打ち合わせをすることです。
早い方で1ヶ月前・・・司会者は、
その間にも他の方々との打ち合わせや本番を繰り返します。

葬儀のようにほんの数日間でのお付き合いとは違い、
打ち合わせ後から本番までの間に変更や相談、
悩み事まで打ち明けてくれる新郎・新婦から引っ切り無しに電話が掛かってきます。
正直言って・・何が何だか???

そう!新郎・新婦にとっては、たった1人の担当司会者なのでしょうが、
司会者にとっては、名前を言われても分からない事が多々あるのです。
(申し訳ないことですが・・)

私は名前を覚えることが、めっぽう苦手です。
そこで、考えたのが新郎・新婦の名前は覚える努力をしない事。
返って、うろ覚えで他の方と間違えるよりも、
必ず進行表の名前を見て、見たものを口にする・・・。
打ち合わせでも電話でも、もちろん本番中もそれを実行しています。
多くのブライダル司会者がやっていることですけどね。
失礼とも思いますが、ミスを防ぐ為の防御策の1つです。

これは、ケーキ入刀用のイミテーションのケーキです。
最近では、生ケーキを注文する方が増えましたが、
見栄えがするのは、大きい分、イミテーションケーキでしょうね。
使い回しをするケーキの仕掛けは、このようになっています。
入刀をする部分のみスポンジをはめ込み、生クリームでデコレイトするのです。

以前、2回もこの天井近くまでそびえ立つケーキが、転倒。
大きな音と共に崩れ落ちました。
・・・・・・ガッシゃーん!!唖然!
司会者の私は、冷静にサラッと謝りましたが。
こんな時・・・傷を大きくする事も、また知らんぷりも出来ない、
司会の立場は本当に辛いものです。
(ゾーっと、血の気が引いていくのがよく分かります)


<ツバメの割り込み>
俺様は、井手家で世話になっているツバメでチュン。
今日、ご主人様が大阪とかいう遠いところから帰ってきました。
何でも、ケンシュウとかいう仕事らしい。
とってもかわいがってくれるので、付いて行きたかったけど、
人間界には、人間界の掟があるらしいのだ。
というわけで・・・久し振りに会うご主人様に甘えた。
ヘッヘッヘッ、ツバメであることも忘れてこのアリサマ。
<手乗りツバメ>になってしまったぜ。

ご主人様はデレデレ。

ここの息子は、かなり緊張していたぜ。


<井手の割り込み>
先日、FUNETの音声トレーニング用のレコーディングをしました。
毎月のようにスタジオに入るようになってしまいましたが、
音声トレの評判がよろしくて、
司会技術の習得に効果があることがハッキリしています。

そこで、ビジネスフェア(27日・28日)の
【c-1講座】【c-5講座】で活用することにしました。
講座用に、(私と橘で)男女別司会の音声を収録し、
司会講座10年の記念盤として受講テキストの巻末に添付します。(非売品でっせ)
持ち帰っていただいて、音声を聞きながらレッスンしていただこうかと・・・。
きっと、それなりの効果はあるでしょう。
というわけで、一部をサンプル試聴できます。
とりあえず今日は、トップページの最新ニュース
「フューネラルビジネスフェア2006」をクリックしてください。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年06月17日 00:00

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