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2006年07月01日

2006フューネラルビジネスフェア後記 その1(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

10回目を迎えたフューネラルビジネスフェア。
綜合ユニコムさんの総力をあげての大イベントは大成功でした。
10年間の積み重ねがここにはありました。
そして私にとっても長い2日間が終りました。

(写真は事務局の許可を得て掲載しています)

今回MCプロデュースは、
FUNETのブースを出展させていただき、その販売や管理もありました。
準備の日には私はいませんでしたが、
最終日の撤去作業はMCプロスタッフ総出でお手伝い。
周りのブースはまたたく内に、仕切りが取り払われて行くのに・・・。
我がMCプロデュースの撤去作業は、
工場長の「ゆるい指示、命令」の元、ノンビリと始められました。

(写真は事務局の許可を得て掲載しています)

第一、はじめの梱包の時点で適当だから、それを戻すのに一苦労・・・。
箱に入りきれなかったり、ダンボールが抜けそうだったり・・・。
「これはゴミなの?工場長の私物なの?」
という私のキツイ質問にも、工場長は動じることなく・・・。
普段、私や井手と一緒に仕事をしながら、我々には相当に突っ込まれながら
(だって講師は、突っ込むことが仕事ですから・・・)
そこにいること自体、もう胃潰瘍あたりで倒れてもおかしくないのですが、
工場長は良く飲むし、しゃべるし、寝るし・・・。
MCプロにとっては、無くてはならない貴重な存在であると・・・感謝しています。
(私、「褒め上手の、そして、その気にさせる天才・加藤」と言われております)
とにかく、ゆるく行なわれた撤去作業も、
現場仕事で培われた我々スタッフの大きな力もあり、無事に終了いたしました。

(写真は事務局の許可を得て掲載しています)

葬祭業界も大きく成長、成熟して、
そして又これからの厳しい時代を歩いて行くのでしょう。
ご来場の方々を見ていると、
スーツをすっきりと着こなして格好が良い方が増えました。
極度に茶髪の女性やお化粧が濃い方も、減ったような気がいたします。
そして若い皆さんが多く、私は、これから業界を背負って立つ
大きな大きな即戦力という見方で、エールを送りながら興味深く見ていました。

今年はFUNETのブースがあるので、私はそこに居場所があって、
尋ねてくださった多くの皆さんとゆっくりお話が出来ました。
又、広い通路やエスカレーターを歩くたびに「加藤先生!」と、
セミナーでお目にかかった受講生の方にお声をかけていただきました。
セミナー後にメールのやり取りをしている方や、
来月セミナーで伺う葬儀社様の担当者や、
過去に少しだけお話したことがある方も、お顔だけ覚えている方も、
私は「こんにちは!」とお返事して
「頑張っていますかあ?」とお声をかけました。

セミナー会場では話せないようなことも、
ここでは雰囲気的に気楽に話せるようでした。
「その後、どうですか?」
「何か、問題はありますか?」
とお尋ねすると、その方が今、心に抱えている様々なことを話してくれます。
ちょっとした「お悩み相談会」のようでもありました。
他人には何気無い心配事でも、本人にとってはとても辛いこともあります。
それを私が解決してあげることは出来ませんが、
たまった思いを少しでも吐き出せれば、随分と楽になるのです。
私はよく聴いて差し上げて、最後に少しだけアドバイスをします。

私のセミナーを聞いて声をかけてくれた初対面のある方は、
「少しだけ葬儀の司会をしているが、
この業界に積極的に入って行こうかどうか迷っている」とのことでした。
私は「やるならやる」という姿勢をお薦めしました。
「どっぷりと、葬儀の世界に浸る」
そこから必ずや何かが始まります。
又、そこからしか何かは始まらないとも言えるでしょう。
葬儀の世界は、片足をちょっと入れただけで、
何となくどうにかなってしまうような、
そんな簡単な世界では無いということです。

「仕事」というのは「お金を得る」ということ。
そして本気で仕事にぶつかった人の所に、お金は入ってくるような気がします。
葬祭業界にいるほとんどの方は、真面目にお金を得るために働いています。
もちろん悲しみのお客様のために心を尽くすことも大事な目的ではありますが、
「きれいごと」だけでは、やって行けるはずがありません。
本当は精神的な達成感と、収入の部分の両輪が上手く回るのが一番いいのですが、
ナンでも上手く回るまでには、多少の時間がかかります。
それまで耐えることが出来るか否か、
又、それに耐えられる「本気さ」があるかないか・・・ということなのでしょう。

我々はみんな本気です。
本気で頑張っています。
だから輝いていられるのです。
お客様は、輝いて仕事をする人を見たいと思っています。
そして、そういう人にこそ、葬儀を任せたいと思っていらっしゃいます。
「迷っているのなら、トコトンやってみましょう!」
というのが、私の結論でした。

撤去後の帰り道は、MCプロスタッフ全員で、やっぱり・・・
クイーンズスクエアのレストランの冷えたビールで乾杯!
みなとみらいの景色に名残を惜しみながら、
2日間の思い出話に花を咲かせて帰途に着きました。
帰ってからは、もうバタンキュ~・・・。
今朝は、6時に起きて子供達に朝食を作り、笑顔で学校に見送りました。
来週に入ると、又すぐにセミナーで名古屋に向かいます。
週末はゆっくり出来るので、
胃の調子を含めて充分に体調を整えて、又頑張ります!

<井手の連絡>
ゆっくり出来ないよ加藤。
エッセイ書き溜めしとくように。
以上、業務連絡でした。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年07月01日 00:00

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