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2006年07月09日

愛知県での「葬祭ホール、ロールプレイング研修会」(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

愛知県の葬儀団体で、葬祭ホール・ロールプレイング研修会が行われた。
スタッフたちの真剣さもさることながら、
ここの事務局の方々の熱意は、それに勝とも劣らない素晴らしい団体だ。


毎年3回、県内の葬祭ホールを1件ずつ回りながら研修会が行なわれている。
内容は「模擬葬儀」の進行で行なわれる実践教育だ。
その為に準備するものは多い。
葬祭ホールにあるものでお借りするものもあるが、
遺影、位牌、葬具などは事務局の方がワゴン車に乗せて持って行く。

「模擬葬儀」には、お別れのシーンのトレーニングも含まれる。
それにはもちろん「棺」が必要だ。
毎回事務局のスタッフが会場まで「棺」を運んでくる。
愛知県はとても広いので、毎回大変なご苦労だと思う。
9時過ぎに始まる研修会のために、5時起きは当たり前という世界だ。
私も研修会前日には、東京からその宿泊場所まで、
地図を頼りに自力でたどりつかなければならないが、
そんなコトは何とも無いと思わされる。

今回の研修会は、豊田市近郊だった。
名古屋駅から地下鉄を乗り継いで、豊田市駅まで入った。
ここはあの「トヨタ」のお膝元だ。
何となく町が元気な気がする。
駅の向こうにはJリーグもやって来るという「トヨタスタジアム」がそびえる。
「うわ~、スゴッ!」
実に近未来のような建物だった。
翌日は豊田市に隣接する三好町の葬祭ホールで研修会が行なわれた。
それぞれの葬祭センターから21名のスタッフが参加してくださった。

この団体では、毎年研修会が行なわれるごとに、
スタッフの皆さんが元気になって行く気がする。
若いスタッフも随分増えた。
そして女性陣も頑張っている。
今回は豊田市近郊の同じセンターからの参加が多かったこともあるが、
全体の雰囲気がとても良かった。
明るく元気で前向きな空気を感じた。

研修会にとって、始まる前からその場の雰囲気がいいということは、
講師としてはとても助かる要素だ。
これは多分、センター内のコミュニケーションがまとまっていることと、
事務局とスタッフたちの関係も良好であることがいえるだろう。
そしてさらに、スタッフ達が成長しようとする目的を持っている。
学ぼうとする全員の力が、ひとつになった時に感じる
「とても心地よい雰囲気」だった。
こうなれば私は、研修そのものだけを考えれば良い。
「エンジン全開!」
ヒートアップで1日を駆け抜けるだけだ!

ロールプレイング研修会は、
普段は何となくされている葬儀の中の動きを
敢えて多くのスタッフの前で披露し、
講師の私からの様々なチェックを受ける。
ここではじめて、いかに自分は、いつも、ナンとなく、
出たトコ勝負で、適当にやっているかに気づく。
チェックされることは、精神的には厳しいだろうが、
受講生の皆さんの多くはいつも一生懸命、前向きだ。
大体のスタッフが、私の期待に応えるべく頑張ってくれる。
それはいつもとてもうれしい瞬間だ。
私も、そのスタッフの何かひとつでも褒めるところを見つけてフォローする。

今回の研修会では、3人1組の「模擬葬儀訓練」が7グループ行なわれた。
1組30~40分をかけての本番さながらのトレーニングは、
4時間以上はたっぷりとかかる。
今回は、5月に初めて基礎研修会を受けた方が、
見違えるように成長しているのを真近で見ることが出来た。
まだまだ途上だが、良い接遇センスが見え隠れしている。
それをそのままその方達に伝えた。
謙遜しながらもうれしそうに微笑んだ笑顔が、そのまま私の喜びでもあった。

この団体は、これからいくつもの葬祭ホール建設の計画があるそうだ。
立派なホールも大切。
しかしその中にいるスタッフは、ホールに負けてはならない。
立派なホール以上に、立派なスタッフの育成がすぐにでも求められている。
そしてスタッフ達が成長して行くには、組織レベルでの熱い思いと熱意、
そして仕事への本気さが求められる。
頑張りましょう。
皆さんは、必ず素晴らしくなります!

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年07月09日 00:10

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