まずは、私が葬儀接遇講師としてデビューした頃、
研修会に呼んでくださった、山形県S市の葬儀社様。
初めてお会いしたのは10年近く前になります。
その後、新しいホールを作って、
若く葬儀未経験のスタッフばかりを集めて新しい船出をした時に、
スタッフの教育に呼んでくださいました。
私も講師生命を賭けて、頑張った懐かしい思い出があります。
今回のフェアには、N社長はじめ4名のスタッフが来てくださいました。
その頃から現場スタッフを引っ張っている女性スタッフのMさん。
初めてお会いした時には小学生だったご長男。
(来年大学を卒業して仙台の葬儀社様に修業に出るそうです。)
そして新人さん2名。
ホール設立の頃の頑張りやN社長の斬新なアイデアが、
S市周辺の寺院様やお客様に広く受け入れられて、
今やとにかく忙しい日々を送っていらっしゃるそうです。
この数年にわたり、私を接遇研修会で呼んでいただいて、
「講師としても育てていただいた」と言っても過言ではありません。
新しく出来たAホールを見せていただきながら、
近いうちに新幹線「つばさ」で伺いたい…と思っております。
次に、2年ほど前になるでしょうか。
ブライダル司会の事務所を経営する女性。
葬祭業界に進出したくて、ユニコムさんの司会セミナーを受けたり、
直接MCプロデュースに相談してきたり…。
積極的に一生懸命努力なさっていたSさんが尋ねてくださいました。
お話によるといよいよ本格的に、
レディのお仕事を含めた葬儀司会の現場を得たとのことでした。
ブライダルから葬儀の世界に入るということは、とても難しいことです。
同じ司会業でも、まったく違う世界ですから…。
でもこれからは「葬儀司会」の時代です。
難しい課題を多くの時間をかけて、粘り強く越して行ったSさん。
「あなたの本気」をいつも応援しています。
これからが本当の踏ん張り時、絶対にあきらめずに前へ前へ進むのです。
頑張りましょうね!
そしてもう一人、
初めてお会いした女性から、本格的に葬儀の仕事がしたいが、
どうしたらいいかというご相談を戴きました。
葬儀社社員になる、派遣スタッフになる、司会やレディをやってみる…
色々な方法をご紹介しました。そして最後に彼女から、
「家族が、葬儀の仕事に偏見を持っているので悩んでいる」という言葉が出ました。
私はこういう悩みまでお話くださることに、とても有難い思いでした。
そして…「それは、あなたご自身が、まだ偏見を持っているということですね」
と、お答えしました。
偏見を持っているのが家族でも、子供でも、親戚でも、友人や世間でも…
偏見を持ちたければ持たせておけばいいのです。
「あなたはどうなのですか?」
「本気ですか?」
この仕事に集中するんだという強い意志があれば、やればいいだけです。
そのあなたを見て、周りの人々は偏見を持たなくなって行くのです。
私には彼女が、この仕事をやるかやらないかを、
人の目というモノサシで計りながら様子を見ているとしか思えません。
でも、それでもいいのです。
大いに悩みながら、行きつ戻りつしながら、
それでも「やる」と決めたら、飛び込めばいいのですから…。
かつてこの私もそういう日々を越しての、今があります。
私の場合、この業界に入る時、実家の両親が非常に心配をしました。
音楽というまったく関係の無い世界から飛び込みましたので…。
両親の葬儀に対する偏見もあったと思います。
でも私の決意は変わりませんでしたから、両親には「教育」をしました。
葬儀という仕事がどれほど素晴らしい仕事か、
悲しみのお客様に、私たち葬儀スタッフがどんなサポートをして、
それがお客様にとってのあらゆる良い効果をもたらすこと等…。
「親戚のお葬式に出た時、葬儀屋さんが何をしているのかをよ~く見てみて!」
と、宿題も出しました。
そうする内に、特に母は「葬儀そのもの」に目覚めて、
地元で葬祭フェアがあると、必ず見に行くようになりました。
昨年は、私が初めてフューネラルフェアのシンポジウムで、
「接遇講座」を持たせていただき、両親を招待しました。
もちろん、私を誇らしく思ってくれたことでしょう。
今は、頑張っている私のすべてを受け入れて、認めて、応援してくれます。
葬儀という仕事に偏見を持つなんて、
そんな古いこと言っていたら、この波に乗り遅れるわよお!
というのが、私のその方への思いです。
多くの葬儀スタッフは、結構、悩み多き日々を過ごしています。
どこの世界でも、頑張る人、成長しようと努力する人には問題や悩みが尽きません。
「問題はありません」という人は、それが問題なのです。
だから、頑張る人は勉強しながら、悩みを越しながらどんどん大きくなれるのです。
私の接遇セミナーの最後には、
変化の嵐に迷うことなく、葬儀という仕事を信じて、
それが出来ている自分を信じて、頑張ってください。私はいつも見守っています
と、受講生にメッセージを送ります。
私は「葬儀スタッフを支えたい」という強い思いで、葬儀接遇講師になりました。
そしてこれからも葬儀スタッフのサポーターでい続けたいと思う今日この頃です。