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2006年09月09日

高知県の葬儀社様で、接遇研修会がありました。その1(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

先日、高知県の葬儀社様で葬儀接遇研修会があった。
高知県といえば、以前5~6年間毎年仕事で伺っていた。
その時は自動車販売のトヨタ系列ビスタ店主催「夏休み子供ショー」だった。
私は「歌のお姉さん」、司会と子供ショーでゲームをしたり歌を歌ったり。
毎年前日入りで、泊り込みでのリハーサル。
その夜はもちろん、高知市内での散策も楽しんだ。
はりまや橋周辺のそぞろ歩きもすごく楽しかった。
豚足を初めて食べたのも高知だった。
専門のお店の2階に上がり込んで、スタッフみんなで食べて飲んだことを思い出す。
それ以来、数年振りの「高知竜馬空港」に降り立った。

実は今回の接遇研修会は、
「綜合ユニコムさん」主催のフューネラルビジネスフェア(6月開催)に、
社員5名程でおいでくださった葬儀社様が、
私の講義を「とても分かり易いので、他の社員にも是非聞かせたい」
と言ってくださって実現したものだ。
私はそのお申し出が本当にうれしかった。そして張り切って出かけた。
お迎えの車で、空港から15分程車で走った場所にその葬儀社があった。
18年前に、高知市内近隣で初めて葬祭ホールを建てたとのこと。
その上品な風情のホールに案内された。



(写真の掲載は了解を得ています)


様々な葬儀社様に社員教育で伺うが、
その会社には必ず「社風」というものがある。
それは長い年月をかけて育んできた会社の歴史であり、
またカラーであり、雰囲気であり、環境でもある。
そしてその空気は、初めてその会社に入った時に、
私が肌で感じるものと似ていることが多い。
又、ホールに入った時に人の気配があるというのは安心する。
もちろんホールの設計によるところも大きいが、
ここは入った玄関の奥が事務所になっていて、
そこに居る女性が軽く会釈をしてくれた。
この会社は、こうして入ってきた方どなたにも、
誰でもが自然にお辞儀をするのだということが分かる。
社員にもお客様にとっても一瞬の出来事だが、
社員の態度の何気ないところに感じのよい接遇は表現されるのだ。

研修担当者の総務の方と、実際の現場を担当するスタッフの方が立ち会い、
研修会当日のホールで打ち合わせをさせていただいた。
予定していたホールは翌日に葬儀が入ってしまい、
残念ながら使えなくなってしまった。
例え前もって図面を送っていただき、詳細を打ち合わせていても、
葬儀スタッフ研修会の場合こういうことは多々ある。それは仕方がない。
急遽、仕切りなおしである。
翌日の午後に実施する、接遇ロールプレイングの為に、
お客様や寺院様の動線、式場のレイアウトなどを打ち合わせた。



2階のホールでは翌日葬儀が入ったお客様の準備が進められている様子。
まだ働き盛りのお若い方の葬儀らしい。
ドラムをなさっていたとのことで、楽器が搬入されていた。
翌日、研修会の合間で少しだけその式場を見せていただいたが、
家族のお写真が素敵にレイアウトされていた。
その現場の写真が撮れなかったのが残念だが、
故人の人となりを上手に演出している様子が見てとれた。
会場入口には、愛用のドラムがセットされていた。
このドラムを見て多くの会葬者は涙するのだろう。

その夜は、土佐山田駅前のホテルにチェックイン。
私は、小さな駅舎が見える部屋で翌日の研修会をシュミレーションした。 

明日につづく…


投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年09月09日 00:10

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