« 葬儀司会研修会in長野 (井手一男) | メイン | セレモニーアテンダント養成講座報告 その2(加藤直美) »

2006年09月22日

セレモニーアテンダント養成講座報告 その1(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

綜合ユニコムさん主催、セレモニーアテンダント養成講座がありました。
全国から葬儀スタッフが集まり、葬儀の接遇について考える1日でした。



場所は、上野にある「葬祭館」スペースアデューさん2階シナジーホールです。
今回は、新潟、岩手、大阪、奈良、愛知、そして関東近郊の皆さんが集合しました。
実はこのようなセミナーは、関東地方以外の葬儀社様がとても熱心です。
東京の葬儀社様などは少数派です。
弊社井手の司会セミナーにしても、何年も前から、
地方の方がとても熱心に通っていらっしゃるようです。



今回は私の故郷からも3名の女性スタッフが参加していました。
私の実家がある地域でも、昨年、我が家のすぐ側に新しいホールが建ち、
又、近い内には車で5分前後の場所に二つの異なる葬祭ホールが建つという話です。
身近なところにも葬儀社競争の時代がやってきたのでしょうか?
他社との区別化、何か違う戦略・・・など等、いい意味での競争は、
それはそれで私たち顧客にとっても、よいことにつながって行くのだと思います。



さて、いつもセミナーのはじまりには、
オリエンテーションとして受講生のお声を聞くことにしています。
名前、会社名、そして受講の目的などをお話いただきます。
今回の皆さんの受講目的をいくつかあげてみます。
①さらなる会社全体のレベルアップのために・・(リーダーの方が多い)
会社全体のレベルアップは、個人ひとりひとりの能力の底上げが必要と、
リーダー自らが行動をしています。周りのスタッフはその姿を必ず見ていますよね。

②これからホールを新設するので、意識の統一や接遇の実際を勉強に・・・
これからホールが立ちあがる前段階で、社員が同じセミナーを受けるということ、
スタッフの意識も統一しながら、接遇を一つの戦略として使って行くということ、
時代が求める新しい感覚で、葬儀をご提供して行くためには、
もっとも相応しい方法ではないでしょうか。

③他社との差別化のために・・・
何か新しい特別なことをするのではなく、人(ヒューマン)の部分を強化して行く。
ハードもソフトも大切だけれど、最後に勝負に出るのは「人の力」です。
「人を大切に」そして「人」とはお客様ばかりではなく「社員」もすべて。
そのように考えるトップも増えてきた昨今、私は心から素晴らしいと思います。

④自分のレベルアップのために・・・
個人として、自分にさらなる磨きをかけたいと、
中には会社に内緒で参加する方もいらっしゃいます。
見えないところで努力をする。
「今に、見ていろ!」と、密か闘志を燃やし、私にも熱くその夢を語ってくださいます。
私はそういう方を心の底から応援します。

それぞれの会社のやり方や接遇の現場経験など、
様々なレベルの方がいらっしゃいますが、
どなたも「葬儀」という仕事に一生懸命であると感じました。
その熱い気持ちに応えるべく私も体当たりで頑張りました。

セミナー翌日は、私自身とても疲れてはいるのですが、
何かがカラダの底から湧き出ています。
「ドーパミン」でしょうか?
ものすごく頭が冴えていて、様々なアイデアが浮かんでくるのです。
今回も色々なアイデアを戴いたセミナーの時間でした。
ロープレの実践を通して受講生ひとり一人と向き合い、共に考えるということは、
講師として多くのヒントをもらうことにもつながります。
だから私はなるべくセミナー中に全員と触れ合いたいと思っています。

この養成講座も、レベルアップをするべく、毎回試行錯誤の連続です。
皆さんの胸を借りながら、又、今お伝えできることは全て伝授しようと努力しています。
受講してくださるどなたにも喜んでいただけるセミナーを目指して、
まだまだ邁進いたします! 

つづく

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年09月22日 00:00

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mcpbb.com/blog/mt-tb-funet.cgi/513

(C)MCプロデュース 2004-2013 All Rights Reserved.