« 講演in長崎 その2 (井手一男) | メイン | 今年の葬祭ディレクター技能審査の合否データから (井手一男) »

2006年11月23日

葬儀司会研修in三重 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

疲労で朝からヨレヨレの私…。
三重県に司会研修で伺うのは3年振りだろうか。
迎えに来てくれた車窓から眺める街並みに見覚えがある。(どこか懐かしい)
聞いた話だが、全国で交通事故死が一番多いのが三重県だとか。
…何故?…意外な感じがした。
もっと長閑な県のイメージがあった。
でも迎えに来てくれた車の中でする会話としては…
(変に心配しちゃったよ…ウソ全然心配していません)

伊勢神宮を擁する三重県の人口186万人は、想像以上に多い。
私は、三重と言えば赤福餅だとイメージしてしまう。
愛知だと味噌カツかエビフライ、福岡は明太子と塩さば、新潟は米、秋田も米、
宮城も米、長崎はカステラ、広島は牡蠣、高知は鰹、北海道は鮭、愛媛は蜜柑、
鹿児島は焼酎、大阪はたこ焼き、広島はお好み焼き…という風に。
食い物ばかりを思い浮かべるのは意地汚い証拠だ。(トホホ)

三重県は地理的に微妙な位置らしく、経済では名古屋の影響を受けながらも、
方言だけは関西弁に属する…この辺が三重らしいといえばそうなのだが。
また忍者で有名な伊賀地方は、県内随一の寒さの厳しい地域。
冬は寒く、夏は40度を超えたこともあり寒暖の差が激しいようだ。
なるほど…環境的にも忍者が育つわけだよね。
この地域の葬儀社の制服が忍者の格好だったら面白いのに。(ドロン…いやごめん)

松坂牛もここだが…私は佐賀牛の方が美味いと思う…
「まつさか」が本来の読み方だったらしく、近年「まつざか」と表記も改めたと聞いた。
興味深いのは京都産の抹茶が実は三重産で、それを京都の宇治市で製茶すれば、
それは京都のお茶ということも…あるとかないとか。
ケチをつけたので今度は誉めますが、ケーブルTVでのブロードバンドネットワークを、
全国で最も早く県内全ての市町村に普及させたのは三重県なのです。(ブラボー)

埼玉県のキャッチフレーズが「彩の国埼玉」、
佐賀県が「佐賀をさがそう」…というのは花輪のウソで、
「人と自然と文化の交響県(シンフォニー)・佐賀」。
正直「佐賀をさがそう」の方が魅力的です。(説明的なキャッチに魅力なし)
福岡県は、「アジアの、福岡あたりが面白い」だって。
宮城県が「夢航路 みらい号」で、(ちょっと微妙)
東京が「生活都 とうきょう」、(かなり地味)
高知県が「あったか 高知」、(洒落たい気持ちは分かる)
秋田県が「秋田 花まるっ」(何の影響?)となっているらしい。
じゃあ三重県は「三重が見えない」
(ウソです…私の自作)
本当は「三重の見栄っ張り」
(またまたウソです…私の駄作)
ただ気になる噂ですけど、「お伊勢エビ忍者」というのは本当なのか?
これは…センスが無いね。
「三重が三重倍面白い」というのも聞いたことがあるけど。
忍者なら三重の伊賀よりハットリ君だし、もしかしたらカトリ君?
本当は「遊ユーロード三重」というのだそうで(要は田舎ってこと?)。
各県のキャッチフレーズは笑わせてくれる。

とまあ、このような三重県で葬儀司会研修が開催されたのですが、
一部の地域には土葬の風習も残っているらしい。
「遊ユーロード三重」じゃなくて「幽霊ロード三重」かい。
(俺、土葬の経験ないしなあ)
今回は葬儀司会研修会と謳っているが、主催者の要望もあり午前中は少し違った。
様々な実務スタッフが集るので受注時や施行時の注意事項、
…遺族対応マナー・感染症対策など…や、
全国の葬儀社の取り組み事例の紹介など幅広くお話をさせていただいた。
そして午後からが葬儀司会に特化した研修会に移行。
業務の関係で当日欠席が2名、結局男性7名・女性6名の13名でスタート。



午後一発目の発声練習…。
あ~あ、チーンと本日終了のベルが鳴ったようだった。
…そうだよね、やっぱりね、出来るわけがないよなあ。
ある程度予想していたとはいえ、その出来の○○に私も唖然としたが、
何より受講者の目が碁盤のようだ、と解く…そのココロは、
葬儀だけに、白黒。(座布団一枚)

これからの3時間、気が重くなった。
受講者のレベルに合わせなければならない。
そこでテキストのラストをカットすることにし、当初の予定を変更。

それにしても各県のレベル差は広がるばかりだ。
原因は、スタッフを取り巻く環境の違い(ライバルの有無など)、
外注司会への依存度、継続的な研修開催頻度の差、そして人材の優劣…。
10年前、各県を回っても大差は無かった。
それが今では月とスッポン、こんな雲泥の差になるとは恐ろしい。
継続的に研修を開催している地域のレベルがどれほど凄いか、
実際に見学でもして理解してくれるとありがたいのだか。

基本の発声練習さえ覚束無いとなると、
まず葬儀のアナウンスレッスンに支障をきたす。
アナウンスが出来ないのに、弔電の読みのコツを教えても真似が出来ない。
場を引き締めたり、場の雰囲気を変えたりする、短いナレーションも無理。
ホトホト困った…。

気になったのは「ラ行」が弱い人が多かったこと。
ラ行は舌で弾く音である。
顎や口の周囲や喉に力みが残ると明瞭に出てこない。
もちろん器質的に舌が長い・短いはあるけど、
受講者の堅さ・緊張が問題だった。

声が前に出てこないのも変な所に力が入っているから。
声の響きのレッスンや鳩尾(みぞおち)を押さえるトレーニング法は、
与えられた時間の中では充分に組み込む余裕が無い。
それをやると、進行アナウンスや弔電の読みのレッスン時間が不足する。

とにかく実践で役立つ事を中心に講座を進めたが、
癖を付けず自然に喋ること、肩に力を入れず、声のトーンに気を配ること。
まず私がやって、受講者にトライしてもらっての繰り返し…。
マイクに心を乗せるということが、どういうことなのか。
ターゲットの心を掴み、琴線に触れる表現力とは…。

聞くのは容易いが、それを実践するとなると大変な作業と労力が必要だ。
研修を体験された受講者の皆さんが、しっかりと基本を練習して、
次回お会いする時にはもう一歩踏み込んだレッスンをしたい。
頑張ってくださいな!


<おまけ>
今回参加された皆さんへ事務局からの粋なプレゼント。
男性はネクタイ、女性はボールペン。
私もボールペンをいただきました。(ありがとうございます)
ウイスキー樽のオーク材から削り出したらしく、
適度な重さがあり、とても書きやすくて使わせていただいています。
1本2.000円(いい値段ですな)


余談
このネクタイをして、葬祭ディレクター試験に行くと…落ちます。(アハハ)

明日は、そのディレクター試験結果を踏まえて。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年11月23日 00:32

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mcpbb.com/blog/mt-tb-funet.cgi/687

(C)MCプロデュース 2004-2013 All Rights Reserved.