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2006年12月01日

水戸へご奉公(工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

…と書いたら語弊がありますかな。
普通に営業でございます。

以前、お世話になっていた葬儀社さんへ、
FUNETの案内に行ってきました。
上野から「フレッシュひたち」に乗って1時間程度。
近いものですな~。

駅前の有名な水戸黄門ご一行の像です。

目的の会館は、水戸駅からタクシーで10分程度のところ。
平屋建てなので、天井が高く空間的には広さを感じる会館です。


2年前ほどに訪れたときもそうですが、
IT環境はバッチリなので、FUNETの説明も比較的楽でした。
従業員の方も、全員コンピュータは使えます。

今回話を聞いていただいたI氏は、
私が説明をするより早くサクサクとFUNETを操作された程。
システムの過程を説明するよりも、
システムの目的と最終的に出来上がるものを見せて!といった感じでした。
(3分クッキングか…)
FUNETは、ある程度コンピュータを使えれば操作は直感的にできるので、
今回は、細かい説明はかえって必要なしですね。

というわけで、ナレーションから追悼文、映像に至るまで、
案内は1時間程度で終了しました。(早っ)

で、余った時間はどうしたかというと…
はい。恒例の会館紹介です。(逆に私が案内されました)
しかも、水戸の会館ではない新設された会館。

水戸の会館から車で15分程度の場所にありました。


シンプルなつくりです。
「雨よけが少し小さかった。風向きが悪いと濡れてしまうことがある。」と、I氏。
I氏はこの会館の設計に深く関わっていたようで、
詳細に説明をしてくれました。


 

ロビー。
映像に力を入れているだけあって、大型テレビが設置されてます。
また、メモリアルコーナーも確保。
色調は、黒(漆)基調のもので揃えています。
高級感と落ち着きがあります。


こちら、天井の空調口が足元まで降りてきます。
「掃除がしやすくて便利でしょ」と、I氏。
確かに。


 

式場。通常で200人ほど収容できるスペースでしょうか。
間接照明が多くて、落ち着いた雰囲気です。


 

焼香台と式壇前方の花台。
こちらも、黒(漆)基調で揃えています。
オーダーメイド、とのこと。


 

普段は、電子遺影を採用しているそうですが、
写真の遺影をと要望があった場合は、液晶が下がる仕組みです。
初めて見ましたが、なかなか面白い仕組みだと思います。


こちら、映像を流す際の様子。
祭壇前にカーテンレースが敷かれ、スクリーンを下ろして照明を暗くする。
照明は、「映像」「開式」「弔電」「焼香」等のボタンを押せば、
そのシーンにあった光度に自動調整される優れものです。

最近のAO装置は、便利ですね。


 

絨毯(マット)にも工夫が。
椅子を配置しやすいように色を変えています。
椅子を並べる作業(それにかかる人件費)が削減されることを考えれば、
色を変えるだけで価値のある工夫です。

また、式場中央にはパーテションを入れるレールがあり、
会葬者が少ない場合は、ここで区切るそうです。
空席が多いお葬式というのも少し寂しいですから、
「式場を狭くする工夫」も必要なのでしょう。


 

会食室。式場の後方側にあります。
弔問者が多い場合、式場との境界をなすパーテションを外せば、
会葬者が座る席にもなります。「式場を広くする工夫」ですね。

そして、絨毯(マット)。
50cm四方のマットの色はバラバラです(モザイク模様と言うべきでしょうか)。
会食室の絨毯は特に汚れやすいため、
一つのマットを取り替えても違和感が無いように、
あえてモザイク模様にしているそうです。
(同色の場合は、在庫が確保できても色褪せという問題が大きいようです。)

そういえば、ロビーの絨毯も色がバラバラでしたが、
同じ理由なのでしょう。


 

最後に、遺族控え室。
ドアを開けても、すぐには段差が無く、
靴を履いたまま円卓やソファーに座って一休みできます。
「少し休みたいときなど、靴を脱がないままの方が便利でしょ。」と、I氏。
ゆっくり休みたい時は靴を脱いで和室に上がるという、
ハイブリッドな和洋折衷空間です。

棺は、もちろん外から入れられます。


全体的に、シンプルでとても機能的な会館だと思いました。
顧客も従業員も、この会館なら快適でしょうね。
コンピュータシステムにも初期投資をしていて、
今後も配線が目立つことが無いよう配慮しているとのことです。
経験あっての設計だなと思いました。
勉強になりました。


…毎度、エッセイでは会館紹介の方がメインになってしまいますな。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年12月01日 00:00

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