« 叙勲式の司会  (石川 元) | メイン | 昨年のサポート報告!(工場長) »

2007年01月07日

初・ウォーキング(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

お正月に、2日間だけ実家に帰った。
両親が暮らす水戸に私一人ではよく帰るが、子供たちも大きくなり、
お正月に家族がそろって里帰りをすることは滅多になくなった。
しかし両親も年をとって来たので、今年は家族全員で帰ることにした。

車で水戸に行く場合、練馬の大泉から外環道に乗って、
三郷ジャンクションから常磐道に入る。
車で帰るときには必ず深夜にしているので、
我が家(東京の荻窪)からも2時間はかからない。

数年前に、実家のすぐそばに茨城県庁が移転してきた。
それからの周辺の変貌振りには本当に驚くが、そのお陰で道路事情もよくなった。
東関道が開通して友部ジャンクションから「ひたちなか」方面に入り、
二つめのインターを降りれば、あっという間に実家に到着できる。
新宿から高速バスも出ていて、近くのバス停で下車することもできる。

 

さて、実家の両親は「健康おたく」である。
それぞれに健康法を持ち、日々いそしんでいる。
特にウォーキングは「1日7000歩以上」と決めて、二人仲良く歩いている。
実家から徒歩3分の県庁周辺は、きれいに都会的に整備されて歩くのが楽しい。
私が帰ったときは3人一緒にウォーキングをすることも多い。

今年の私の「初歩き」は、茨城県庁を眺めながらの快適なウォーキングだった。
県庁舎の隣には、県警本部や県議会議事堂などもあって、
写真でこの建物群だけを見るとまるで大都会だが、
実はその周りには結構空き地もあり、林もありまだまだ郊外という雰囲気である。
元々は、営林省の苗の育種場だった。
大きな木がたくさん植えられた山林だった。
私が幼い頃には赤トンボを追いかけた場所でもある。
うっそうとした森が広がっていた。
まさかここに県庁が建つなんて、誰も想像していなかっただろう。

 

ウォーキングには暖かい格好をして出かける。
10分も歩けば、全身がうっすらと汗ばんでくる。
父は80才、足取りは少しずつ遅くなってはきたが、
自分のペースを守って歩く。
母は76才。26年間続ける太極拳のおかげで、
私と同じくらいの速度で歩く健脚の持ち主だ。
これにはいつも驚くが、くれぐれも無理はしないように言葉をかけた。
県庁の周辺部や建物の周りを、
おしゃべりしながらゆっくりと歩くと小1時間が過ぎる。
周りは公園になっていて、池や樹木、階段や様々なオブジェが並ぶ。
県の花バラ園もあり、その季節は見事だ。

たまたまこの時は、県職員が新年撮影会をしていた。
この建物の中に、職員だけでも3000人近い人がいるという。
今年も茨城県民のために頑張って欲しい。
頼みますよ。橋本知事!

 

ウォーキングの帰りには、パン屋さんに併設する喫茶店でお茶を飲んで疲れを取った。
おしゃべりもウォーキングの仕上げとして、両親と色々な話をする。
こんなひと時は、今年も私に憩いの時間を与えてくれそうだ。
まだまだ元気で見守って欲しいと、心の中で祈った。

中年を迎えて、私自身もカラダを大切にしなければと思っている。
仕事が忙しい時には緊張もしていて感じない疲れも、
お正月などの暇な時期に、たまった疲れが出てくることもある。
自分の意思とは関係なく、カラダが悲鳴をあげた時には、
「無理はしない!」というのが鉄則だ。
いつまでも若いと思っているのは自分やこの頭だけで、
カラダはとても正直なのだ。
「カラダの声に耳を傾けること」はすごく大切なことだ。

それから筋力。
それなりの年になれば、誰もが必ず衰えて行く。
これは人間である以上仕方がないこと。
私はジムなどには通わないが、今は大腰筋(だいようきん)を鍛えるために、
毎日120回のスクワットを続けている。
おばさん体型(ぽっこりお腹)の克服に、
猫背の矯正に、今世の中でとっても注目されている筋肉だ。
駆け足も早くなると言われている。

今、老いて行く両親を見つめながら、自分の人生と重ね合わせて考えている。
何よりも健康あっての人生だ。
今年もカラダをいたわりながら、さらに頑張って行こうと気持ちを新たにした。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年01月07日 00:00

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mcpbb.com/blog/mt-tb-funet.cgi/953

(C)MCプロデュース 2004-2013 All Rights Reserved.