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2007年01月21日

プチうつ気分を歌い飛ばせ!(加藤直美)

カテゴリー : 特別号

毎年、音楽に関する仕事が重なる。
研修会の出張と入り乱れてスケジュールは目一杯になる。
あと少し、健康に留意しながら乗り切ろう!と思う。

杉並区荻窪社会福祉協議会からのご依頼で、
ミュージックセラピーをさせていただいた。
集まる方は、就学前のお子さんを持つお母さんたち。
テーマは「プチうつ」。

小さいお子さんを抱え、毎日の育児や家事に忙殺されるお母さんたちには、
少なからず「うつっぽい」症状を抱える方が多いと聞く。
今や全国的にも「うつ」症状を抱える方は増えているという。
「うつ病」と「うつ気分」は異なる状態ではあるが、
多からず少なからず、生きて頑張っていれば大変なことばかりで、
逆に、頑張っていれば、上手くいかないことや人間関係などに悩むことは、
誰にでもあり、少しくらいの「うつ気分」に陥ることは、
もはや当たり前なことかもしれない。
ただし、「落ち込んだ時や、うつ気分になった時に、どうするか」
ということが大事なのだ。

この私も一昨年、手術・入院に伴う病気後のうつを体験した一人だ。
又、その時に、MRIという機械の中でパニック発作を起こし、
その後のうつ症状も克服している。
これは誰にでも、いつ襲い掛かるか分からないもので、
決して他人事ではないということだ。



この日はそんなお母さんたちのために、育児疲れや、もやもやした気持ちを 
声を出すことや、歌って発散するためのプログラムを組んだ。
「もやもや、うつうつ、イライラ」を感じた時に、
そういう自分を否定しない方法や、おまじないの言葉、
気持ちを軽くするための様々な儀式を作るお話など、
私の経験の中から楽しくお伝えさせていただいた。



そして、次はセラピーの実践。
①カラダのねじを緩めるように、体の関節をほぐして行く。
②ゆっくりと息を吐き出して、肺の中にある汚い空気を出し切る。
③出したい声を出す。
「ヤッホー」とか「えいやあ」などという掛け声や「もう、嫌だ~」と叫んだり・・・。
家の中や子供の前では言えない本音、そして大声。
普段は出せない分、この場所ですべてのストレスを発散してもらった。
④そして、思う存分に歌った。
この日は、ハナミズキ、花、アメージンググレース・・・。



それぞれのお母さんたちが、ひとりの女性に戻って、
思う存分に自分を解放してくれたと感じる。
その後、会報誌に載せる文章を頼まれた。
以下がその文章だ。

『昨年に引き続き、今年は「プチうつ気分を歌いとばせ」というタイトルの、
ミュージックセラピー「はっぴーぼいす」をさせていただきました。
集まったお母さんたちは、子育て真っ最中。
自分のことを横に置いて家族のために頑張っている年代の皆さんです。
どうしても頑張り過ぎてしまう時、うつうつ、もやもや、
イライラが襲いかかることは誰にでもあります。
それは、心からのメッセージ。
自分の気持ちと向き合うチャンス。
そんな時には、カラダのねじをゆるめるように、ゆったりとしましょう。
そして「よくやっているね」「がんばっているね」と、
優しく自分をほめてあげましょう。
自分の状態を受け入れてあげることで、心がやわらぎます。
そして気持ちを発散することも大切です。
大きく深呼吸をしながら「おお~~」っと声を出してみます。
「やあ~」って叫んでみます。
そして、声とカラダがひとつにつながるような感覚で、歌いましょう。
好きな歌、楽しい歌、上手じゃなくていいのです。
思いっきり声を出すと、疲れが吹き飛びます。
不思議に元気が湧いてきます。
そして笑顔に、はっぴーになれるのです。
うつなんか、大きな声で歌いとばしましょう!』

「誰だって、体や心が辛い時には、我慢しなくていい。
そのままの自分でいていいんだよ。辛いときには、辛いって言おうよ」
というメッセージを込めてお届けした、ミュージックセラピーだった。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年01月21日 00:00

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