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2007年04月03日

平成19年接遇セミナー始動 「次は、島根県へ」(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

熊本県での接遇セミナーから帰った翌日には、島根県に入りました。
このスケジュールは、私にとってはちょっとハードでしたが、いいことがありました!
島根への航空チケットを取ったときに、
JTBの抽選で「空弁」(そらべん)が当ったのです。
JALの空港内ショップ「ブルースカイ」で、
好きなお弁当がもらえるということです。
当日、早目に空港に到着してチェックインを済ませ、
待合ラウンジの「ブルースカイ」で、「鯵と小鯛の押寿し」をゲットしました。
ゆっくりと眺めのいいラウンジで、飛行機を眺めながらお昼をいただきました。
美味しかった!

島根県の出雲空港へはJALが飛んでいます。
最近他の場所も、行き先によっては、JALはとても空いていて…私は好きです。
チケットもJALを取ることが多いです。
機内誌の「SKY WARD」も中身が抱負で昔から大好きです。
ちょっと重いのですが、よく持ち帰らせていただきます。
私が接遇講師を始めた頃、
周りの先輩にJALのスチュワ―デスだった方が多くいらして、
とてもお世話になったので、何となく私は今でも飛行機は「JAL派」です。

さて、島根県の接遇研修会は、講師として呼んでいただいて3年目になります。
毎年、3月に開催されます。
3月の研修会というのは、私にとっては大きな意味があります。
毎年、年度初めの4月に、今年の接遇研修会のテキストをマイナーチェンジします。
そしてそこから1年間をかけてそのテキストを使って、
講師としての研鑽を深めて行きます。
1年間近くをかけて深めて行った内容が、私の中で熟成され発酵され…。
そして、年末、年始からしばらく寝かされて…。
いいお味が出てくるのが、3月頃なのです。

1年かけて育ててきた自分自身を思う存分表現できる機会として、
3月の研修会は、とても大切なスタートラインでもあります。
だからテキスト内容も吟味しながらも、
少し新しいものにもチャレンジすることも多いです。
前日の熊本での研修会も、今回の島根の研修会もそういう意味では、
私はとてもワクワクとして楽しかったです。

今年の研修会では、「チームワーク」という部分にも、
大きく触れていこうと思っています。
お客様に喜ばれる葬儀を提供するためには、
スタッフ同士のコミュニケーションが大切だということを、
接遇研修会を通して、ひしひしと感じるからです。

研修会でどんなに「接遇の形」だけを学んでも、
それ以前にチームワークの悪さが目立つ、ことがあります。
例えば研修会で、いきなり講師の私に「攻撃的」な態度をとる方がいます。
それは、実は会社や上司への「攻撃」、
または、何かへの不満や不安の表れである場合が多いのです。

もし、それが「会社や上司」へのものであった場合、
接遇研修会以前に、人間関係の仕切り直しが必要です。
これは接遇講師として伺っている私には、手に負えない場合が多いです。
どんなに目に見える部分だけ取り繕うとしても、
中身が出来ていなければ、「メッキ」は剥がれるのです。
お客様に喜ばれる葬儀を通して、素晴らしい接遇応対を遂行していこうと思うのなら、
まずは、会社内のチームワーク作りです。
そしてこれは会社のトップやリーダーだけの問題ではなく、
誰でもが、出来る所から始めるしかないと思います。

 

さて、島根県の接遇研修会は、20名近くのスタッフが集まりました。
それぞれの葬祭センターで、葬儀の現場に携わる方々です。
これから新人として仕事を始める方もいらっしゃいます。
講師の私にも、それぞれの方の思いが熱く伝わります。
午前中の基礎講座に続いて、午後は、会議室ではありましたが、
葬儀式場の形にレイアウトして、お客様応対の形を学びました。
地方の様々な決まりごとや儀礼にのっとっての接遇は、複雑な場合が多いです。
しかし、その儀礼を大切にしながらもよりよく仕事が出来るよう、
様々な意見を出していただきながら進めて行きました。

私はいつも、接遇研修会という短い時間の中で、
具体的な所まで落とし込んで行けないのが歯がゆいのですが、
今回のスタッフの皆さんは、真剣に自分たちの頭でも考えようとしていました。
時としては、一方的に講師に答えをもらおうとしたり、
やり方を与えてもらおうとしたりする受講生も多い中で、
これは素晴らしいことなのです。

自主自立的な葬儀スタッフになるためには、
研修会での知識を基礎にして、あとは自分たちで行動するしかありません。
島根県地方にも、こんなに真剣に葬儀を考えるスタッフたちが増えてきました。
その内、私なんか必要なくなるかも知れませんね。
「頑張れ・島根県!」そういう思いで、今年の接遇研修会を終了いたしました。
皆様、大変お疲れ様でした。今年も頑張りましょう!

講師としてはいつも、お昼の食事は、午前中の振り返りや午後へのシュミレーションで、
頭の中が休まることは無く、食欲はありませんし落ち着いて食べてはいられません。
なので、ちょうど帰りの空港に着く頃には、講師という「役割」から解放されて、
研修会が無事に終わったことでもホッとして、お腹が無償に空いてくるのです。
出雲空港ではいつも3階のレストランで「出雲そばセット」をいただきます。
会社の井手にも、「研修会、無事終了メール(出雲蕎麦セットの写真付)」を送り、
出雲の味を堪能いたしました。

それから、PTAの友人に忘れずにお土産の「ゴリラの鼻くそ」を買いました。
飛行機が夕焼けに飛び立つ頃には、ジェットストリーム…夢の世界へ…の私でした。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年04月03日 09:24

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