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2007年05月23日

平成19年度「第1回、接遇研修会」inあいち (加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

愛知県に、「三河安城」という駅があります。
名古屋の一つ手前で、新幹線では、「こだま」が停車する駅です。
この場所に、葬儀スタッフ向け接遇研修会講師として呼んでいただき、
早10年近くが過ぎました。
駅周辺は開発がされて、通い始めた頃とは、随分変わりました。
新幹線ひかり号は、止まりませんので、いつも東京から、各駅停車の旅になります。
名古屋まで、のぞみで行って、戻るという方法もありますが、
結局は同じ位時間はかかります。だから、私はいつも「こだま号」の旅を楽しみます。

 

こだまの名古屋行きに乗ると、とっても空いています。
今回は、1号車の真ん中ほどを陣取り、富士山が見えるのを楽しみに出発です。
東京を出て、1時間ほどは、うつら、うつらと眠りにつきます。
目が覚める頃には三島駅です。
この日は曇っていて、「あ~あ、きれいな富士山は見えませんでした…」残念!
全体で、2時間半ほどの旅ですが、駅に止まる度に、
「ひかり」か「のぞみ」に抜かされますので、止まっている時間も相当です。
品川、新横浜、小田原、熱海、三島、新富士、静岡、掛川、浜松、豊橋、三河安城。
駅の名前も順番に覚えてしまいました。
降りたことが無いのは、「新富士」だけです。
名古屋に向かって右側の座席は、富士山を含む山々を 
左側の座席は、湘南海岸をはじめ、地方それぞれの家並みを楽しむことが出来ます。
5月の美しい季節、茶畑や木々の新緑を楽しみました。

さて、愛知県の葬儀団体の接遇研修会でした。
ここでは、毎年4回の接遇研修会が企画されます。
1回目は、新人スタッフ向け研修会です。
30人以上の方が参加してくださいました。
会場は、本部会議室です。今年はこの部屋にいっぱいの受講生です…。

出来るだけ、臨場感にあふれる研修内容にしたいのですが、
これだけ多いと少し難しいですね。
受講生が少ない時には、机をコの字型にして、
真ん中に喪家の部屋を再現したりもしました。
周りから見つめられながらの、打ち合わせ実習は、結構緊張するようでした。

 

今年は、葬祭ホールの祭壇を簡単に作って、ご案内の練習をしました。
このセットがあるだけで、随分と雰囲気が出ます。
いつも、ご遺影まで準備してくださいます。
このお写真の方は、まだお元気な職員の方です。恐縮です…。
お客様に声をかける、手で方向を示す、一礼をして辞去する…。
一連のご案内方法を実践しました。新人さんが多いので、
「そのようなことをさせられるのも初めて」という方も多くいらっしゃいました。
とにかく、怖がらずに、堂々と、且つ謙虚に…。
態度には、ココロがそのまま表れます。
新人は新人らしく、「ぎごちなくても一生懸命さが大切!」ともお伝えいたしました。

朝9時半から、基礎講義に加えて、接遇スキルの実践、そして葬儀依頼の電話応対・・・。
現場の即戦力になるための、ほんの入り口の部分ですが、
テキストにも多くの情報を入れてお伝えいたしました。
この日、たくさんの事柄を学んだ皆さんは、お疲れになったかと思います。
終了は、4時半。6時間余りの接遇研修会は、あっという間でした。
大変、お疲れ様でございました。

次回は、5日後に又、「三河安城」まで伺います。
こちらの団体の、今年度の「葬祭ホール向け・接遇実践研修会」が、始まるのです。
今年も新たな3つの葬祭ホールを一つずつ巡りながら、
模擬葬儀を含む、接遇の実践を学びます。
多くの受講生の方々との出会いが、とても楽しみな、私です。
私も、講師としての実践を積ませていただくつもりで、体当たりで頑張ります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年05月23日 09:17

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