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2007年05月02日

インターネットに繋がらない生活 (工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

法事で実家に帰っていたのですが、少し困ったことがありました。
コンピュータをインターネット繋げなかったのです。
ルータが思うように作動せず、管理者の兄は九州に出ており、居ない…。
(えらいこっちゃ)
そんな訳で、数日間、インターネットに繋がらない生活を送ることになりました。

インターネットに繋がらない生活。
人によっては、それはそれで良いものかもしれませんが、
私にとっては、タバコと一緒で無いとストレスになっていました。

新聞やテレビがあるので、大きな事件などはわかるのですが…。
私が欲しい、細かい、ニッチな情報は得られない。
インターネットという情報網から遮断されると、
なんだか数年前にタイムスリップしたような、
自分だけ時間が止まったような、置いてきぼりを食らったような。

気にしなければ良いのでしょうけど、
インターネット上の情報は刻一刻と変わっていくので、
ついつい気になってしまうのです。
弊社の日記も、ほぼ毎日更新されますし。
久しぶりに旧友に会うのと一緒で、一瞥すれば安心するのでしょうけれども。
歯痒い感じだけが募っていました。

改めて、インターネットは便利だと実感した次第です。
むしろ、私がインターネット中毒になっていると言うべきかもしれませんが…。
(今に始まったことではありませんが。)
今後、もっとインターネットが発展していけば、
私のような中毒者は全体的に増えていくのでしょうね。

少し前に、葬儀社の方から、
「遺族控え室にコンピュータを置くにあたって、注意するべき点はありますか?」
という趣旨の質問をもらいました。
遺族控え室に、遺族のためのコンピュータを置くようにするのでしょう。
私のようなインターネット中毒者にとっては、1つのサービスになると思います。
会館で一晩泊まる人にとっては、非常にありがたいのではないでしょうか。
(該当の質問に対しては、セキュリティ、情報漏洩予防の観点から、
いくつかのポイントを連絡しました。)

ちなみに、インターネットが繋がらなかった生活で1つ良い点があるとすれば、
時間がゆっくりと流れている感じがしたことでしょうか。
年が明けて、アッという間に5ヶ月経った感じがしていましたが、
インターネットに繋がらない1日は、非常に長く感じました。

あ、もう1つ良かったこと。
持て余した時間で見た映画が、とても良かった。
「時をかける少女」
アニメですが、良作です。
見てない方は、見て損は無いと思います。


【 余談 】

法事は、祖父の3回忌と祖母の17回忌を合わせて行ったのですが、
菩提寺の坊主が情けなかった。
仏壇に【戒名】と【命日】を書いた紙を置いて読経を始めていったのですが、
命日を、両方とも間違えている…。
祖母は2週間程度、祖父は5日のズレ。
気がついた遺族は、目が点でした。
仏教(浄土真宗)では、命日はそれほど重要ではないのでしょうか…。
法要はそのまま続いていきましたが、
法要が終わってから、施主の叔母さんは激怒していました。
(お布施から間違った日数分を差し引きましょうぜ。)

まったく、命日を忘れていたなら、確認をして欲しかった。
大事なところが抜けている坊主は、困ったものです。
宗教はサービス業じゃないけど、
サービス業なら閑古鳥の鳴いているでしょうね。
『菩提寺なのだからしっかりしてよ、お坊さん』と、
叔母も思っていたことでしょう。

お墓参りの際には、過去帳を辿った先祖の繋がりを話してくれて、
先祖のことは確り管理していますよとアピールしていた坊主。
如何せん、祖父母の命日は間違ったまま法要が終わってしまって、
過去帳に誤った命日が記されているかと思うと、気分はすこぶる憂鬱でした。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年05月02日 09:12

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