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2007年06月07日

埼玉県で開催された、葬儀スタッフ向け1日研修会報告(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

昨年から接遇研修会としてお手伝いさせていただいている、
埼玉県の葬儀団体で、接遇研修会がありました。
開催地は、籠原という場所です。あの、熊谷のお隣という立地です。
やはり夏は暑いそうです。
籠原までは、新宿からの湘南ラインで1時間15分程かかります。
今年の研修会は、朝9時からの開催です。
8時半に、現地の駅に着くとしても、6時台の新宿発には乗りたい。
となると、家を出るのは…と、計算をしておりました。
すると、主催者からのご連絡で「前泊してください」と、お心遣いをいただきました。
大変、感謝いたします。
お蔭様で当日は、パワー全開で、講義をすることが出来ました。

 

研修会会場となった葬祭ホールは、
遺族、親族控え室が、中庭を介した別棟に作られていて、
ご家族がゆっくりと過ごすことが出来るようになっています。
とにかく、いつも綺麗にお掃除がされていて、
あちらこちらには季節の花があしらわれて、
(私の講義用テーブルにも、綺麗なお花が…)
そして、女性スタッフも生き生きと仕事をしている、私が大好きな場所です。
開催が決まった時から、とても楽しみにしていました。

 

このホールは、特に化粧室が好きです。
身近な方の葬儀の時、化粧室という場所は、ひとり涙を流す場所であり、
また、涙をぬぐう場所でもあり、
遺族だって時々、控え室から出て、一息つきたい時に、
必ずといっていいほど、ホール内の化粧室に落ち着くのです。
内緒話をしたい時にも、やっぱり、化粧室です…。
その場所が心地よい環境だったら、ゆっくりと、
その悲しみの気持ちを吐き出すことが出来るのではないでしょうか。
そういう意味でもこのホールは、
様々な環境づくりも考えられた素晴らしい建物になっています。

さて、研修会のお話です。
今年は、30人程のスタッフが集まってくださいました。
埼玉県は、広いです。
東は大宮方面から、西は秩父方面、又、その先の長野寄り、群馬寄り…。
色々な地域から集まる葬儀スタッフも、その仕事の内容は様々なようでした。
しかし、お客様に対する心遣いは、どこも同じです。
どの位、目の前の方を大切にするか…が、勝負です。
昨年に引き続き、若い男性スタッフが目立ちました。
みんな張り切っていて、とてもいい感じです。
若い方々はスーツの着こなしが上手で、見た目も、とても素敵です。
それだけでも、安心して、ホールに出せるだけの能力を持っています。
あとは、技術面、ハート面を磨いて、
頼れる葬儀担当者になっていただきたいと思いました。

 

午前中は、座学中心に、マナーの基本から精神的な心構えを含めての講義でした。
午後は、広いエントランスや、式場を使った「ロールプレイング研修会」です。
昨年よりもバージョンアップをさせて、どんどん動いて、喋っていただきました。
このホールの新人女性スタッフを中心に、
寺院様控え室での、接遇所作を研究、実践いたしました。
寺院様控え室というのは、どこのホールも意外と狭く、
上座、下座が、あって無いようなつくりになっています。
特に、こちらのホールも変わった造りになっているので、
慣れないスタッフは戸惑うことも多いとのことです。
「まずは、やってみて、考えて、変えて行く」
この基本を元に、何回も練習いたしました。

どうぞ皆さん、これからも大いに頑張って、
お客様のための葬儀をサポートしてください。
影ながら応援させていただきます。
大変、お疲れ様でございました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年06月07日 09:22

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