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2007年12月07日

著名人の葬儀司会を担当して《現場報告・1》 (石川 元)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

少し前の話になりますが、K建築家のお別れの会が青山葬儀所で執り行われました。
式場内は勿論の事、テントや、渡り廊下の要所要所に、
故人の建築物(作品)のミニチュアが飾られ、
青山葬儀所が“故人らしく”様変わりしました。
建築事務所の社葬ですから、青山葬儀所内の装飾、
デザインにこだわりがあったようです。


ここは占有面積が広いので、式場内外において使い勝手が多様で、
担当者さんにとっては、面白くもあり、頭を悩ませる式場かもしれませんね。
固定椅子では無くなったので、円卓を置き、
ホテルのお別れ会に近い形式でのお式も可能になるでしょう。
青山葬儀所は、格式のある固い雰囲気の式場というイメージがありますが、
今後、ホテルのような優しい柔らかい雰囲気を出す事も可能になり、
ニーズの幅が広がりますね。



さて故人のトレードカラーは“黒”という印象が強く、
ご本人も大変“黒”がお好きだったようですが、青山葬儀所全体が“白”で統一され、
とても清潔感があり品よく仕上がっていたように思います。
献花のガーベラも“白”でした。
マスコミの間では、都知事選のようなパフォーマンスや、
選挙カーの展示等が期待されていたようですが、
喪主様の意向は「静かに送り出したいと・・・」
そして、故人も実際は“静かな方”だったようです。



シンプル イズ ベスト!!
祭壇も進行も至ってシンプル。
特にメモリアルコーナーは作らずに、オブジェのようにさり気なく置かれていた
故人のミニチュアの作品に目を奪われました。
また、祭壇の両サイドには、大きなモニターで故人の様子が映し出され、
受付では故人の略歴や役職、受賞作品などが記された、
三つ折の印刷物が配られておりました。

国内に留まらず、海外でも大変ご活躍された故人の偉大さを改めて痛感します。
すべてそれぞれの業者さんの手で作られた一級品ですが、
手作りでコストを抑えての“故人らしさ”を演出するなら
【FUNET】をご活用いただきたいですね。
また返礼品も数々あり、工場長は了解を頂き、お持ち帰りをしておりました。
記念になりますものね・・・。



外回りに設置されたテントは、可愛らしく、
いつもの葬儀テントとは全く違うもので、しかもテント内は温かく快適でした。
実は本番前、寒くなると、私もテント内で温まっていました。
(青山葬儀所の式場内は寒いですからね)
ただ式場とテント内に入れなかった参列者も大勢いらしたようで、
寒い中、立って長時間、献花をお待ち頂いた参列者には申し訳ないです。
晴れて比較的暖かい1日に恵まれた事は、本当に良かったと思います。



取材陣も大勢集まりましたので、次の日に各局のワイドショーで放映され、
ちらっと私も映っていたとか・・・。
友人や親戚から連絡がありました。
親戚はTVを観て、私の事を随分出世したと思っているらしい・・・(-“-)
(ど、どうも・・(^_^;)ありがたいですなぁ~~)

では、《現場報告・2》はまた次回・・・

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2007年12月07日 09:23

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