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2008年04月09日

スタッフ間の、コミュニケーション研修会報告 その2(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

今回の研修会プログラムのメインは、
現場のスタッフ同士のコミュニケーショントレーニングでした。
葬儀社様の接遇研修会の流れとしては、まずは、お客様対応からの改革を始めます。
お客様との接点の部分を、接遇やコミュニケーションなどの視点から
改革して行くことが必須だからです。
そして、そちらが進んでくると次の課題として見えてくるのが、スタッフ間の対応です。

世の中で「サービス業を仕事とする人のストレス」として上がってくるものは、
実は多くがお客様間ではなく、従業員間だといわれます。
お客様には、めったなことはしなくても、同じ仲間間では、行き違いや勘違い、
すれ違い、いじめ・・・が、横行するようです。
仕事の現場はお客様優先ですので、その時のスタッフの
「嫌な思い」「理不尽な思い」は後回しにされて行きます。
その思いがたまると・・・絶対に、良くありません。

日頃の葬儀社様研修会では「接遇」を切り口に、
コミュニケーションのやり取りを見て行きます。
その時に、必ずと言っていいほど、スタッフ間の問題が表面化してきます。
表面化は、正しいことであり、周りからも、見て見ぬ振りをしている事例が、
ここぞとばかりに出てくることもあります。
こういうことを出来ることからきちんと解決しないと、
スタッフのやる気や頑張りを削いで行くことにもなり兼ねません。
葬儀社側がこういう実態に早く気づくことが大切です。
気づかないと対処が遅れます。
気づいているのに、対応しないというのが、一番よくないです。
そんなことでは、スタッフは、会社や上司に不信感を抱くでしょう。



しかし、実際にはなかなか手を下せないことの方が多いようです。
ですから私は、コミュニケーション研修の講義の中で、
少しずつその問題に気づくような計らいをいたします。
「スタッフ間の問題は、あって当たり前だということ」
しかし「周りの人ばかりを責めている自分は、果たして何をしているか・・・」
「文句ばかりを言っているというのではダメ!」
「何一つ前に進んでいけません!」
「自分のやるべきことをやって、出来て初めて、人のことが言えるということ・・・」
等などを静かにお伝えしていきます。



この日は、自分の他人に対する傾向を知るために大切なエゴグラム作成、
一方向のコミュニケーション、双方向のコミュニケーション・・・。
二人一組や三人一組になって、「話す」「聴く」の実践トレーニングをしました。
人が二人以上いる場所には、必ずと言っていいほど、ストレスが生まれます。
しかしそのストレスを上手にかわす方法を見つけることが大切です。
その為には自分を知ることが近道です。
そして、そのストレスをやる気や良いエネルギーに変換する術を見つけることです。
もちろん、嫌なことをわざとしてくるスタッフへの対応方法もお伝えしました。
その気の毒な方の心の中に、大きな問題が潜んでいることが多いです。
いじめられている人は、悪くもない自分を責めて、追い詰められて行く人もいます。
一番悪い循環です。
そこのところを変えて行かないといけないわけですが、まずは
「人のことをアレコレ言う前に、あなたは、何をしていますか?」
と、問い続けた時間でした。
スタッフ達は、問題と向き合うことで、次への課題を見つけたようです。
私は講師として、そこからいい方向へと導いて行けたら・・・と、思っています。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2008年04月09日 09:00

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