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2008年06月18日

中部地方にて、葬祭ホール実践研修会がありました 当日編(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

朝、事務局の方のお迎えで「河和(こうわ)」という場所に向かいました。
事務局の方々には、いつも大変お世話になります。
車で移動する内に、夕べ泊まった街は海からすぐのところにあったことに気づきました。
「散歩でもすればよかったなあ・・・」

車はどんどん知多半島の先へと進みます。
穏やかな海岸線です。
様々な地方に伺いますが、土地柄とスタッフの人間性、
又お客様の人柄には、共通するものがあります。
今日の研修会はきっと穏やかな雰囲気になりそうな予感がしました。



葬儀社団体様の、今年度最初の「実践講習会」(ロールプレイング研修会)でした。
内容は、こちらの葬儀団体で、数年前から定番の「模擬葬儀」です。
葬儀スタッフ3人体制で、真宗大谷派の葬儀進行で接遇チェックをして行きます。
様々な接遇シーンを盛り込んで、あらかじめ作った「模擬葬儀進行表」を元に、
初めて会った他葬祭センターのスタッフと共に動きます。
葬儀の現場では、初めて会った人であろうとも、
リーダーを中心に動いて行くことは、ごく当たり前なことです。
それには、その葬儀の進行を知ること、回りのスタッフとの連携を図ることなど等、
チームワークを重んじることは必須です。
この日も、その即興グループのメンバーに任せて、
ロールプレイングは、進んで行きました。



良くも悪くも、リーダーのやり方は、そのままスタッフの動きや葬儀全体に影響します。
しかし、リーダーだけが頑張るものでもありません。
研修前の打ち合わせで、なるべく力のある人に、リーダー役を割り当てますが、
そのリーダー役の力量によっては、周りのスタッフの方がまとめる場面もあります。
これも葬儀の現場ではよくあることです。
葬儀という仕事は、そこにいるスタッフが、
ある程度のことは自主自立的に動くことが求められます。
しかしこの日は、なかなか難しい方もいました・・・。
段取りにばかり気をとられて、接遇チェックまで至らない方もいました。
かと思えば、中途採用の新人さんですが、前社できちんと教育されていたのでしょうか、
又、ご自身が意識をして仕事をしてきたのでしょうか、とても上手な方がいました。
こういう方には、どんどん現場に出て、
周りのスタッフをいい意味で刺激して欲しいと思います。



よくこの実践講座は「手に、冷や汗にぎる研修会」と言われます。
緊張で、白手袋が汗でびっしょりになるらしいのです。
「見られている」ことに、緊張するのでしょうか?
普段は、それほど周りの目を意識していないということでしょうか?
お客様の前でこれほどドキドキすることは無いかもしれません。
しかし仕事は、いい意味で、常に緊張が伴うものです。
やり直しのきかない葬儀という儀式に、真剣に一生懸命に取り組む姿勢こそ
「お客様が見たい葬儀スタッフの姿」だと思います。
研修会の中に盛り込んでいる、Sセンター長による、
真宗大谷派のミニ講座も、大変好評でした。ありがとうございます。
次回は、6月中旬に伺う予定です。
大変お疲れ様でございました!

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2008年06月18日 09:00

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