« トップセミナー (井手一男) | メイン | フューネラルビジネスフェアにて(工場長) »

2008年06月24日

姫路へ(井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

大阪から指定された記念講演の会場へ向かう前日、姫路に立ち寄りました。
目的は、修学旅行の定番である世界遺産「姫路城」の見学。
私は一度も訪れたことがありません。
世界遺産の実力拝見というところです。
姫路駅前から望む、姫路城…えっ、あんなに近いの?


姫路駅を新幹線で通過する頃、車内販売で回ってくるお姉さんが、
「明石焼きはいかがですか」と声を掛けてきます。
また、新大阪のお土産売り場でも、明石焼きは良く目にしました。
だから見たことはありましたが、食したことがありません。
そんなわけで、一度本場のものを食ってやろうと思っていました。
叶いました、これです。



正直、どうしてあんな食べ方をするのか理解に苦しみました。
たこ焼き風なんですけど、卵がワンサと入っていて、それだけならまだしも、
一つ一つにソースを塗りたくって、オマケに添付のスープのようなもの…多分、
チキンスープに近いと思うのですが、付けて食べてました。
親子丼の感覚に似ているのでしょうか、
周囲を見渡してみれば、その場にいた全員が、ソースをたっぷり付けて、
それをそのままスープの中へドボン…オエッ!スープが濁って汚いなあ。
しかし、郷に入りては郷に従えの心境で食べてみました。
やっぱ、やっぱ…ゴメン、あんまりスキではないなあ…。
(悲惨なレポート結果です)

気を取り直して姫路城へ向かいます。
途中、関西ならではの洒落なんでしょうか、こんな看板のお店を発見。



妙に目立ちます、オモローな雰囲気。
もしかして、食後に空しい感じが残るお店か…。(まさか)
さすがに入る勇気が湧きませんでした。
明石焼きの後だったからでしょうか。(巡り合わせが悪い)
佐々木コージロウのお店を探したけど、さすがにそれは無いようで。

姫路城が見えてきました…大きいですなあ。
入り口は、写真のように「さくらもんはし」を渡って入ります。
時期が時期なら、学生の姿がたくさん見られるのでしょう。



姫路城の特徴は、殆どの建物が火災を避けるため漆喰塗りの厚い壁で覆われている。
さらに、肝心な出入り口は厳重な二重扉…まさに要塞です。
見た目が美しいだけでは駄目なんですね、中味が大切。
でも私は…やっぱり見た目にこだわりたい!
このアングルが大好きです。



この城には様々な逸話が残されています。
わずか七歳で秀頼に嫁いだ千姫の数奇な運命。
「一枚、二枚、三枚、四枚、五枚、六枚、七枚、八枚、九枚、・・・」
何度数えても、一枚足りません…で有名なお菊井戸。
また、名前を隠して足軽奉公していた宮本武蔵の妖怪退治。
「清十郎様殺せば、お夏も殺せ」で有名なお夏・清十郎の悲恋物語。
完成した城が少しだけ傾いているのでは、密かに思っていた棟梁に、
妻が発した一言は「少し、傾いているように思うのですが…」。
素人に分かるようでは…と絶望し、ノミを咥えて天守閣から飛び降り自殺。
東に傾く姫路城、花のお江戸が恋しいか…と歌われたそう。



この日、天守閣の中では、外人とオバちゃんの団体が交流していました。
関西系のオバちゃん達は逞しいですなあ。
世界遺産もなんのその…そんな逞しさが彼女たちには見受けられます。
危険には立ち寄らない主義ですので、スーっと横をすり抜けて、
天守閣から姫路の街並みをパチリ。
結構な涼風で、適度な運動後の身体を癒してくれます。



この後、あれっ、忍者返しのような、ウグイス張りと言ったか、
人が歩くたびに板から音が出るような…どこにあったのかな、
知らぬ間に通り過ぎてしまったのかな???
気になって仕方がなくなり、慌てて工場長に電話して調べてもらいました。
・・・姫路城には、そんな事実はないそうです。
私の勘違いでした。(アホッ)
私は川越の喜多院の渡り廊下で初体験してから、
城なら大概用意してあるだろう…ぐらいに思っていたんですね。
へえー、それなりに珍しいものなんだ、と思った次第です。

国宝松本城に続く世界遺産姫路城…中々でした。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2008年06月24日 09:00

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mcpbb.com/blog/mt-tb-funet.cgi/1361

(C)MCプロデュース 2004-2013 All Rights Reserved.