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2008年09月11日

葬儀司会研修を見学して (工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

綜合ユニコム株式会社主催の葬儀司会研修は、
およそ春と秋に開催されますが、先日、秋開催の初級が終了しました。
前々から女性参加者の割合が増えている傾向を感じてはいましたが、
今回は女性参加者の割合が9割に…。
「女性だから参加しにくい」という時代は完全に過ぎ去り、
女性が葬儀を引っ張っていく時代が既に来ていたのですね。
研修参加者がほぼ女性ということは、
雇用されている新規スタッフも、ほぼ女性というのが実情でしょうか。


私の記憶によれば(最近物忘れがひどいですが)、
4,5年前までは、司会研修の参加者は男性が比較的多かった。
今思えば「葬儀は男性がするもの」という考えの、
終焉の時期だったのかもしれません。

その時期にも女性参加者はおりました。
男性陣の中を割って参加しているのですから、
それは逞しい女性だったのだろうと思います。
今は葬儀業界をリードしている人たちなのではないでしょうか。

一方、今回の数多くの女性参加者は、
「女性が葬儀をして当たり前」という雰囲気が既にあった様に感じました。
また、私たちが葬儀を引っ張って行くんだという前向きなオーラを感じました。
(立場的にも、そういう方が結構いらっしゃいました)
女性が女性らしい感性をそのまま活かしていける今の雰囲気が、
これからの葬儀を作っていくのかなとも思います。

女性陣に、FUNETも感触が良かったように思います。
案内書を置いていていると、僅かな空いた時間にパラパラめくっている。
FUNETのパネルを眺めている。
「この案内書、いただいてもよろしいですか?」と問い合わせを受ける。

情報収集にとても積極的な方が多かったと思います。
FUNETに限らず、葬祭に関する情報は全て吸収したい気持ちも感じました。
問い合わせも受けました。
「井手講師の言っていた●●という冊子は、ここには置いていないのですか?」
「他にも情報があれば、教えていただけませんか。」
御経本やエンディングノートの発売元も、
記録されている方が多かったように思います。

館長や取締役といった立場の方だけでなく、
一般のスタッフも熱心だったのが印象的でした。
全体的にモチベーションが高かったのかもしれません。

昨日のエッセイにもありましたが、
今回の研修では、「○×問題」が特徴的だったと思います。
【クイズ】というコミュニケーションは素晴らしいですね。
研修という場ではなかなか発表しにくい、
回答を求めても返答が返ってこないことが多い…のですが、
○や×の札ならドンドン挙がります。
アンケート調査等も、こういう感じでできれば良いのでしょうね。

盛り上がっていました。
今思うと、各参加者が気軽に考えをアピールできるので、
司会の課題発表前のクールダウンにもなっていたかもしれません。
また、こういったコミュニケーションを通して席の隣の方とも仲が良くなるようで、
休憩時には隣通しで話をされている方も多かったと思います。

講師から参加者へのコミュニケーションのみになるではなく、
参加者からも発信されるコミュニケーションの仕組み作り。
研修にとって、有効なことなのだと実感しました。

参加者の皆様、遠方の方も多くいらっしゃいましたが、
お疲れ様でした。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2008年09月11日 09:00

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