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2008年11月26日

葬儀司会研修会in大阪 その2  (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

昨日の続き。
研修の時間は朝の9時から夕方4時まで。
少し短いけど、仕方ない…もう通夜の司会が入っている人もいる。
研修は凄く大きい会館の中の一室をお借りしてやるのですが、
この日は隣室も通夜の予定で埋まっていました。
この不定期な研修は、皆の足並みが揃っている訳ではないので(受講回数に差がある)、
どの辺に基準を置こうか迷ったが、しかし困った時は《基礎トレ》からだ。
基礎には、いろんなやり方があって上級レベルの人たちの《基礎トレ》を目指した。
お互いに批判をし合ったり、楽しんでみたりと…幅広くトライしてもらう。
聞き手側に立つと、基本の口跡の出具合と、それに感情が自在に乗せられるか、
《基礎トレ》でも表現をするというのは、かなり難しくなってきます。
他人を聞くことで、逆説的に自分自身のコントロールが上手いか下手かが分かるのです。


少しだけ会館内を案内してもらいましたが、大きいですねえ。
最寄り駅からもすぐだし、そもそも1階のフロアの天井が、相当高いのです。
ここは企業別売り上げランキングだったかな、ダントツでした。
おまけに、直ぐ下にある会社の責任者の名前も…あれ?
凄いですねえ、飛び抜けてますね。
研修自体は4階の一室をお借りしたのですが、そこで見学を。
遺族控え室を覗いて見ると更衣室が広い…着替えるだけの部屋なのに5畳程度。
(写真では、そのように見えなくて申し訳ない)



またリビングも広くて30畳はありましたね。
薄型テレビに足が悪い人用のチェアなどは当たり前です。
それどころか、風呂が…期待通りにジャグジーでした。
その風呂には、お洒落にテレビまで完備していますよ。



これで3回目の研修になりますが、最初の頃と比較して、
かなり意識も違っていますし、実際に司会のレベルも上がっていました。
宗教に対する考え方、顧客目線の置き方、取材から原稿に起こす考え方のベース、
そもそもナレーションとはどういうことか、人を感動させるとは…。
プロデュースや演出についても触れながら、色々と学びます。
しかし、当面は司会そのものについて、少しでもクオリティを上げたい、
また全国のレベルがどうなのか、地域による違いはどうなのか…悩みは尽きませんが、
テキストに沿って最近の司会の傾向をどんどん実践してもらいましょう。
皆さんの司会を聞きながら、それぞれにアドバイスがありますので。
時間もないから、様々な質問にも答えつつ、同時に実演の準備をします。
皆さんは役柄の振り分けで、ジャンケンやら忙しそうでした。(楽しそう)



この9名は、遺族から質問を受けたりした時にきちんと応えられないのが嫌で、
葬儀の司会が担当なんだけど少しでも知識を学ぼうということで、
葬祭ディレクー1級が3名、2級が2名(記憶が曖昧だけど)と取得しています。
それも、最初の頃セミナーに出て、こんなことまで憶えなきゃならないの司会者が…と
思ったそうですが、司会の仕事に従事していく中で、やはり意識が芽生えたのでしょう。
大変良い事ですねえ、FUNETはその辺りもカバーしていますよ。
(ジャンジャン勉強してください)
これから家族葬が増えていく中で、ナレーションの使い方は変化をしていきます。
その辺を実践してもらったのと、アナウンスはシンプルなほど難しいということ。
ある程度の力量があれば、ナレーションはそんなに難しくないということ。
アナログタイプの司会者が多く、それでは限界があるということを例にも出しまた。
デジタルを駆使できなければ、これからの10年は持ちません。
それを様々な演出にも使うのです。
葬儀の司会のナレも演出の1ツールに過ぎません。
アナログの考え方が出来て、十分にデジタルが使える司会者になってもらいたい。

最後にちょっとだけ、お隣の通夜の準備を見せていただきました。



(このお花、黄色いバラです…少しだけアイデアが浮かびました)


それでは皆さん、頑張ってくださいね。
司会者はピンの仕事だから、平素から不安で仕方ない部分がある…納得です。
不明な点があれば、電話で良いですから、遠慮せず何でも聞いてください。
それからFUNETのE―ラーニング、しっかり学習してください。
楽しかったです、大変お疲れ様でした。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2008年11月26日 09:00

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