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2008年12月22日

「葬祭ホール支配人養成講座」がありました(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

先月から始まった、ある葬儀社様の、
「葬祭ホール支配人養成講座」第2回目が開催されました。
3年計画で、それぞれの葬祭ホールをリードする支配人養成が目的です。

 

研修会のご依頼があって、12回全体の計画を立てました。
しかしこれはあくまでも計画です。
講座にお見えになるスタッフの素質や能力、
又、この葬儀社様が向かって行く目的を見計らいながら、
私の意見をお伝えしながら、少しずつ変わって行く可能性はあります。
どちらにしても、リーダーである支配人は、
これからの時代の葬儀社様として、強力なリーダーシップが求められています。
初年度は、接遇の基本を中心に具体的な内容で講義しています。
講座開催は、夕方に仕事が終わってからの3時間です。
お疲れの方もいらっしゃるでしょう。
ですから、頭を使うことよりも、体を使うことを中心にお届けしています。

 

今回、毎回欠かさず講義に取り入れていることに、
「ボイストレーニング」があります。
昔は、どちらかと言えば、
無口な人が葬儀屋さんになったという話を聞いたことがあります。
今でも時々、「人前に出るのが苦手なので、葬儀スタッフになりたい…」
という勘違いをした人が求人にやってくるらしいですが…。
これは大きな間違いです。
葬儀のプロであれば、大勢の人を正しくリードできる人であるべきです。
担当者であれば、
葬儀を進める中で、多くのことを分かりやすい言葉で説明しながら、
納得していただきながら、進めるべきです。
スタッフであれば、不特定多数の方々に、
言葉をつかって安心安全な進行リードができなければいけません。
そんな時に、「私は、無口なので…」なんて言っている場合では無いはずです。
ですから実は、葬儀スタッフとは、言葉をたくさんしゃべる仕事なのです。
その為には、発声、発音、活舌などのトレーニングは必須です。
ある程度の、大きな声が出ることも必要です。
大きな声が出てはじめて、小さな声も言葉が立つのです。
「声の器」と言いますが、それは通常は人によって様々です。
多くのお客様の前で、堂々と話が出来る葬儀スタッフ作りに、
「ボイストレーニング」は欠かせません。
少しずつ、本格的なトレーニングにつなげて行きたいと思っています。
もちろんこれは、司会者にも必要な訓練です。

今回伺った葬祭ホールは、
私鉄の駅からほどない距離の、川のほとりにあります。
周りは緑豊かなとても落ち着いた環境です。
私は研修会で、全国の葬祭ホールに伺っていますが、
こんな素敵なロケーションの葬祭ホールは初めてでした。
その川の先は、ほどなく海です。
故人の魂や見送る方々の思いが、
船に乗ってこの川を下って行くようなイメージを感じました。
「全員のスタッフが、心を込めてお見送りできるように、
スタッフの接遇を磨いて行くお手伝いに心を尽くそう」と、
改めて思いました。

スタッフの皆さんお疲れ様でした。次回来年2月にお会いいたしましょう。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2008年12月22日 09:00

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