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2009年03月23日

島根県で、葬祭スタッフ研修会がありました その①(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

葬祭スタッフ接遇研修会が、島根県で開催されました。
大変ありがたいことに、
毎年お呼びいただいているある葬儀団体様の主催です。
今年になって初めて、飛行機に乗りました。
山陰地方はこの季節、雪や霧でよく飛行機が欠航します。
ちょっと心配でしたので、早めに羽田に着きました。

時間があったので、
羽田空港(愛称は「BIG BIRD」)の展望デッキに上がってみました。
新しい空港になってから展望デッキにあがるのは、初めてです。
一番上の階にありました。
風が強い日でしたので、あまり人はいません。
飛行機がたくさんある・・・。(当たり前です)


管制塔は、もっと高い所にありました。


お隣の全日空の滑走路も見渡せます。

遠く、東京湾の舟も見渡せる絶好のロケーションでした。
昔は出発ロビーで飛行機に手を振りながら、
別れに涙する人がいましたよね・・・。
今は、飛行機で旅立つなんて、それほどのことでもなくなったのかも知れません。
JALの出発カウンターだけでも、
東ウイングと西にウイングがあってとても広いです。
早めの時間でしたので、出発ロビーでくつろぐことにしました。

搭乗は身軽でいたいので、いつも荷物はカウンターで預けます。
それから金属探知機を通り、ロビーに入ろうとしました。
すると、ピンポン!は鳴らなかったのに、
係員のお姉さんに「ちょっと、ちょっと・・・」と手招きされました。
そして「カバンの中に、スプレーが入っていますか?」と尋ねられました。
「あっ、失敗した・・・」と思いましたが、遅かったです。

冬場の出張に欠かせないのが、静電気防止スプレーです。
スーツなどの硬い素材の場合は平気ですが、
少しでも薄めの生地を着ていると、葬祭ホール研修会は静電気にやられます。
葬祭ホールにはジュータンが敷き詰められていて、
少しでも静電気が起こると「ピチピチ、パチパチ・・・」。
生地の全部が体の線に沿ってくっつきます。
昔、婚礼の司会をしていた時も、ホテルの宴会場入口のドアは必ずワンタッチ。
触ってから開けるようにしていました。
冬場のジュータンは、とにかくクセモノです。

だから、冬の出張に「エレガード」は欠かせません。
お姉さんに呼び止められて「はい、入っています」と正直に答えました。
9・11の同時多発テロがあった頃から飛行機は、
スプレーや液体などについてとてもうるさくなりました。
しかしいつも私は寸前で、スプレーは手持ちカバンに入れるのか、
預けるカバンに入れるのか、頭の中でごちゃ混ぜになるのです。
そして遂には、こういうことになります。

お姉さんはいとも簡単に「廃棄しますか?」と聞きました。
私は「とんでもありません!」と答えました。(飛行機もまだ、飛んでません?!)
皆さん、結構様々なものを簡単に廃棄処分にしているらしいです。
しかしエレガードをその度に買っていたらキリがありません。
また、他の地方では時折あることですが、
現地のホテル近くにコンビニが無かったら、アウトです!
「絶対に、持って行きます」という私に、お姉さんは1枚の札を持たせて、
「出発カウンターで、預けなおします」と簡単に言いました・・・。

それもまた面倒なことでしたけれど、仕方がありません。
お姉さんに付き添われて探知機の部屋を逆流して、出発ロビーに出ました。
私は広い出発ロビーをひたすら手荷物カウンター目指して走りました。
カウンターの職員はご丁寧にも、私の「エレガード」を
ミスタードーナッツの箱のような真っ白い箱に丁寧に収めてくれて、
飛行機に向かうベルトコンベアーに乗せてくれました。
さっきお姉さんにもらった札を見ると、
「Cの金属探知機に戻ってください」と書いてあります。
「ええっ!又、あそこまで戻るの?」とぶつぶつ言いながら、
Cにたどり着いて札を見せると、フリーパスで入ることが出来ました。

こういうことがあるので、飛行機を利用する場合は、
絶対に早めに空港に着くことをお勧めします。
そして無事に飛行機は離陸、出雲空港へと向かいました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年03月23日 09:00

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