黄門様じゃなくて「黄門あり」…そんなのいるわけないだろっ!
とまあ、書いておりましたら、
横から工場長が原稿も載せろと騒いでいます。
読み原稿ですから正確ではないですが、
参考までにどうぞ。
<原稿>
私はどうも天邪鬼でして、通説とか迷信とかの類は、
自分が納得しないと信じないタイプなのです。
イソップ童話の中に「アリとキリギリス」というのがあるのはご存知ですよね。
アリさんは働き者で、キリギリスさんは怠け者として登場します。
ところが、勤勉の代名詞とも言えるアリの仲間には、とんでもない奴がいるものです。
ずる賢いというか、怠け者というか、その名を「サムライあり」と言います。
ネーミングからして、もう働かない感じが出てますでしょう。
この「サムライあり」、どうやって食べているのかと言いますと、
「クロヤマアリ」という、人の良い代名詞みたいなありの巣を襲って、
サナギの入った繭(まゆ)を略奪し、自分たちの巣へ持ち帰ります。
人間の世界だと「黄門様」が助さんや角さんらと現れて、
悪者の「サムライあり」を成敗してくれて「わっはっはっは」と一件落着なんですが、
残念ながら、アリの世界には「黄門あり」はいませんでした。
やがて生まれた、「クロヤマあり」の子供は、
「サムライあり」が自分たちをさらった誘拐犯だとも知らず、
一生懸命に巣を掘って、餌を集め、やがては幼虫までも育ててくれるのです。
その間「サムライあり」は、だだじっとしているだけ。
いわば、三食昼寝付きの生活を送っているのです。
継ぎ接ぎだらけの着物を着て傘を貼ることもなければ、
剣術の稽古も知らず、横になってチョコやお菓子を食べながら、
デジタルの薄型大型テレビを観ているのでしょう。
「サムライあり」よ、お前の名前を変えよう、「盗人あり」と・・・。
それにしても、かわいそうな「クロヤマあり」。
アリにも色々いるのが当たり前なのですから・・・迷信だからって簡単に信じちゃダメよ。
じゃ、バイバイ。
原稿通りには読んでないけど、大体こんな感じですかね。
収録は、ほとんど練習なしの一発勝負で、
しかもスタジオではなく自分のデスクの前。
電話なんぞ掛かってきようものならアウトで取り直し。
音楽との同時録音ですから、音楽を外から入力したらおかしいので、
ヘッドホンで自分だけBGMを聴きながらやっています。
編集で、一応どこにでも音楽は差し込めますのでね。
この収録の後、大変な作業が待っているのです。
では。
<追記>
最近のシロアリのニュースから。
日本に多いヤマトシロアリの女王は、自分の死後の後継者である新女王を、
王様と交配しないで産むことが発見されました。
こういうのを単為発生と言いまして、進化の過程ではたくさん見受けられるケース。
個体としての生命は終焉しますが、分身を自らだけで作り出すために、
女王の命は永遠に不変ということでしょう。
永遠の命なんて…と思われるかもしれませんが、バクテリアなんかもそうですよ。
いずれエッセイで紹介します。
<追記の追記>
「さむらいアリ」はとっても悪い奴だけど、侍ジャパンは今日の韓国戦、ガンバレ!