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2009年03月09日

デジタルとアナログ (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

最近、LAMPwebアプリケーションの学校に通っている。
今年50歳なのに、白髪も目立つのに、若い人に交じって学ぶのもよかろう。
ジェネレーションギャップを大いに楽しんでいるところだ。

因みに、PCに興味がない人のために少し説明をすると、
LINUX(リナックス)とAPACHE(アパッチ)とMYSQL(マイエスキューエル)と、
PHP(ピーエッチピー)のそれぞれの頭文字で、LAMPというのである。
(電灯のランプじゃありません、勿論アラジンのランプでもありませんぞ)
PCは、いくら何でもわかるよね。
(ピッチャーとキャッチャーの事…馬鹿たれ! パーソナルコンピューター)

簡単に説明すると、OSの根幹やプログラミングの基礎から考え方を学ぼうと、
思い立った訳なんですが、実は前から学ばなきゃいけないとは思っていました。
ただ、どうしてもその前に僧侶の勉強もあったし(これ3年も掛ったよ)、
平素のセミナーの間隙を縫ってというのも、やはり難しい。
当初からこの時期に(今バックヤードばかりやってて暇だからさ)狙いを定めてました。
皆さん、パソコンが何故動くのかとか、裏でどんだけ頑張っているのかとか、興味無い?
また説明が必要だ…OSとはオペレーティングシステムの事。
そしてマイクロソフトのウィンドウズが有名なOSだが、
LINUX(リナックス)系は無償で提供されている、これまた有名なOSなのだ。
この辺りの話は面白いけど、エッセイではちと無理。
難しい話をしても詰らない、要するにデジタルとアナログの違いに興味を持っていて、
勉強しはじめたら分かってきた事柄があるということ。

一般に(私もそうだったが)、デジタルは高性能だけど冷たい感じがして、
アナログは、性能は劣って古臭い感じがするけど、人間的な温かみがある。
そしてデジタルは新しく、アナログは古くから存在する…と。
簡単に言うとこんな感じに思ってますよね。
外れてはいないけど、ちょっと違うんです。

地方へ旅行に行って、旅先から手紙を書きました。
手紙は、すでにデジタルなんです。
人の気持ちを文字という記号に変換しています。
昭和の時代なら、その手紙の通信手段がアナログだったというわけ。
今度は、旅先から綺麗な景色を写真に撮ってメール添付で送信。
これは、デジタルカメラで撮影したとしても、写真そのものはアナログ、
そして通信手段がデジタルということ。
外国人と話をしても通じるのは、そもそも言葉がデジタルだから、
変換可能だからなんですよ。
アナログ的会話は(私の得意バージョンですが)、ボディランゲージです。

人は、知らず知らずの内にデジタルを多用していますが、
それには気づいていませんし、コミュニケーションに関してはアナログを好みます。
世界的にはどうなのか知りませんが、コンピーターの世界では、
世界の中でガラパゴス島と言われる日本が、独特なのかもしれません。

人類は、デジタルとの付き合いは古い。
言葉という記号を作ったり、文字という概念から情報の伝達を始めるということが、
進化の過程では驚くべきことだったのではないか。
実際にDNAレベルで調べても、霊長類が誕生した60万年前からの発達を見ると、
1万年前から現代に至るまでが半端な速度ではないという。
皆さん、自分の親が1世代前とし、1世代は25年で計算すると、
1万年前なんて400世代ですよ。
たったの400世代で、石器の使い方も知らなかったのに、今では…PC。
そうやって考えると、江戸時代の終わりは約150年前だから6世代前。
たったの6世代で、屋外でのドッポンからウォシュレットだぜ。
1万年の間の進歩の速度は驚くばかり。

デジタルとアナログについては、続きを書きます。
今日は、第36回葬祭セレモニー司会術【ベーシック講座】。
では、頑張ってきます。


投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年03月09日 09:00

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