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2009年04月02日

音声エッセイ#95 かわいそうな犬 編 (DJ☆Kazz & Kojocho- )

カテゴリー : 音声エッセイ 音声エッセイ

我が家には、家の外で飼っている犬が2匹、室内犬が1匹います。
室内犬が一番最後に家族に加わったのに、一番の人気者。
やっぱ血統書付きは、人間が傍にいないと生きていけないようにできている。
雌のフレンチブルドックなんですが、吠え方がフランス語のようで、
「ワンッ」ではなく「ンワニュー」と吠えます・・・真っ赤な嘘です。
でも眼はブルーで、夜はグリーン系に変わるので外人だなあと思います。
すいません、外人ではなく外犬でした。
食べ物は、特にフランスの《こだわり》はないようで、何でもパクつきます。
そう、今日のお話はブルドック系のお話ですから。
では、聞いてください。









遺影写真風は、工場長の力作です。
お願いして作ってもらいました。
制作時間は約5分です…早っ。

それでは原稿です。

子供が小さい頃、お散歩の途中、道ですれ違ったブルドックを見て、
「お父さん、かわいそうな犬がいるよ」と、
それはそれは可愛い声で言ったものです。
私は直ぐに「かわいそう」じゃなくて「かわいい」でしょ、と誤魔化しました。
ご近所の方に、失礼ですからね。
でも、あのブルドックという犬は、品種改良から作られたって事知ってました?
てなわけで、今日は「かわいそうな犬の」じゃなくて、
「ブルドック」の品種改良について。

ブルドックは、鼻ペチャ・頬の筋肉は垂れ下がり・口が大きく・短足という、
つまり、見てくれはブサイクな犬ですが、
ワザワザ品種改良までして作られたのは何故でしょう。

時は、中世の英国。
ここでブルドックは、遊びのために品種改良から作られます。
13世紀~17世紀のイギリスでは「ブル・バイティング競技」
という遊びが流行してまして、これは、雄牛に犬を噛み付かせる競技。
この競技のために、小型のマスティフが改良されて、
やがてブルドックになったと言われています。

足が短いのは、背が高いと牛の角で胸や腹を突かれる危険性が高いからです。
鼻ペチャなのは、牛に噛み付くとき、鼻が高いとジャマになって呼吸がしにくいから。
口幅が広いのも、まさにその方が噛み付きやすいから。
さらに、体の前半分が重くて、後ろの部分が軽い、
つまり逆三角形のような身体をしているのも、
噛み付かれた牛が簡単には、振り飛ばせないようにしたかつたかららしいのです。
無垢な子供がつぶやいた「かわいそうな犬」っていうのは、当たってるんですよ。

まあ、人間てえのは、ホントに自分さえ良ければ楽しいという、
救いようの無い無責任な生き物ですなあ。
では、また。


私が一番かわいがっているのは、外で飼っている犬なんです。
馬鹿な犬なんですけど、やっぱり一番古くからいるので、かわいいですな。
それから音声の編集に関しては、言いたいことがたくさんありますが、
ポイントはアナログ的なデジタル編集を目指しております。(一応)
ITは使わなきゃダメですよ。
なーんてね。


投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年04月02日 09:00

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