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2009年05月14日

苔寺 (工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

西芳寺に伺いました。
庭園が、苔がじゅうたんを敷き詰めたような景観から、
通称「苔寺」とも呼ばれます。
古都京都の重要文化財で、世界遺産の一つでもあります。
その名に恥じないとおり、
高い拝観料(3000円) 素晴らしい庭園風景でした。

 

苔寺の庭園を拝観する前に、
写経をしなければなりませんでした。
お香の香る本堂に案内され、
そこには200人程度の観光客が座って写経をしていました。
外国の方も多く、さすが世界遺産は影響力。
外国の人には、「般若心経」はどう映ったのでしょうかね。

さて、写経を終えた私は早速庭園へ。
苔は小さなイメージがあったので、
その庭園もさほど大きな庭では無いだろうと想像していましたが、
案外歩き甲斐のある庭園でした(30分程度)。

苔は、手入れが大変な植物。
高い拝観料は、苔の手入れに費やされているのでしょうか。
それだけの見ごたえはあったと思います。

枯山水です。
枯山水って何?と、私も知らなかったのですが、
「池などを水を用いずに石や砂などにより山水の風景を表現する」
ことということを、友達から聞きました。
そういえば、中央部分は水が溜まっていそうです。
想像して、池のように見る(見せる)のでしょうね。
写真だと少しわかり難いかも知れません。

本堂の前の庭は、とても綺麗に掃除されていました。
私が写経をしている際も、黒衣を着たお坊さんが掃除をしていました。
以前、「1.掃除」「2.勤行」「3.学問」という順序を聞いたことがありますが、
お坊さんは掃除を大切にされるということを思い出しました。

それで、その本堂前の庭に小さく咲いていた花が、写真です。
本来、掃除の際に抜かれるべき小さな雑草だと思います。
しかし、お坊さんが小さな花を咲かせる草だと知っていて、
敢えて抜いていなかった。
それが、たまたま咲いていたのかなと思います。
勝手な想像ですけどね。

この花が、私には印象に残りました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年05月14日 09:00

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