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2009年05月21日

ちょとしたデザインの工夫 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

時は江戸時代、ある地方の山間部の集落。
この村では、年に何回か行われるお葬式に、昔から伝わる慣習があった。
お葬式には人手が要るので村をあげてお手伝いするのだが、
それぞれの準備も整い、通夜が営まれた。
通夜終了後は、男衆は酒を飲んで陽気に騒ぎドンチャン騒ぎ。
女衆は、日付が変わる刻限まで(翌日になる前まで)と決められてはいたが、
なんと驚くことなかれ、チンチロリンで勝負をしていたらしい。
村で滅多に無いお葬式だから、当時の日本人として大騒ぎは常識。
こんなに大騒ぎをしているのに、こんなに楽しいのに、故人は目を覚まさない。
つまり亡くなったのだ・・・「喪の決定」という仕組みだ。
故人の顔には白い布が被せられ、もし少しの呼吸でもあれば、
直ぐに分かるようになっていた。
日本人の伝統的な智恵ですね。

で、話に出てきた「チンチロリン」ってわかりますか。
日本人には人気の高かったサイコロ賭博のことです。
ドンブリにサイコロを投げ入れた時の「音」に由来しているのではと思います。
つまり、サイコロとドンブリがあれば誰でも出来ちゃう、お手軽博打です。

このサイコロ、1の目だけが赤く塗ってありますが、
海外でサイコロの1の目が赤く塗られていることはありません。
実は日本でも、昭和に入ってからのことなのです。
ですから映画の時代劇で、賭場でサイコロの1の目が赤だとウソというわけ。
なぜ1の目だけ赤く塗ったかは不明なのですが、
「太陽を意味している」とか「日の丸のデザインを借用」とか言われています。
しかしこのちょっとした工夫、他社とのデザインの違いが売り上げ増につながり、
今では国内向けサイコロは、全てといっていいほど1は赤。
「色」だけのことなのに、世の中は変わっていくんですねえ。

葬祭業界も、制服の色、配色、ちょっと工夫してみてはいかがですか。
イメージがガラリと変わるでしょう。
新人スタッフの募集には影響があると思いますよ。
ではまた。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年05月21日 09:00

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