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2009年06月30日

フューネラルビジネスフェアに参加して(工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

先週末、みなとみらいに行ってきました。
毎年恒例のフューネラルビジネスフェアです。
私は、今年で6回目の参加になるのかな…。
6回も来ると、雰囲気がわかりすぎて新鮮味が無いのが残念ですね。
まぁ、当日だけ関わっている訳ではないので、
ワクワクとかドキドキとかを求めるのは、筋違いかもしれません。
むしろ、ワクワクやドキドキは、自分から作るものですね。はい。

ということで、1個人の感想として気ままに書かせてもらいます。
去年に続いて会場内は「撮影禁止」だったので、写真はありません。
うーん、残念。

まず、気になるのは来場者数です。
個人的には、若干来場者数は減るかな…と予想していましたが、
初日を見る限り、去年と同じ程度か、少し盛況なくらいでした。
(関係者にも軽く聞いてみましたが、声の調子は良かったです。)
業界情報を得るのに、外すことの出来ない催しの一つであるようですね。
情報だけでなく、実際に「モノ」や「人」に触れられるというのは、
ネットでは実現できない貴重な機会なのでしょう。

各ブースも、ほぼ全て見て回りました。
個人的な関心分野としては、
・骨壷
・お茶(返礼品)
あたりが興味深かったと思います。

特に骨壷は、5寸7寸の骨壷をミニチュア化したような、
1寸~2寸サイズの骨壷が多く出ていました。
去年、こんなサイズの骨壷はあまり見当たりませんでした。
なのに、今年は各社とも「一押しの新商品」としてリリースしている。
こんな「中途半端な」サイズが、なぜ一斉に出揃っているのでしょうねぇ。
このミニチュアサイズの骨壷に関してブースの人に聞いてみましたが、
「手元供養が流行っていまして」とか、「お骨のままでも骨粉でも入ります」という、
よくわからない理由ばかり…。

うーん。
想像するに、顧客である葬儀社から、
「お客さんが小さな骨壷を求めてるんだけどさぁ、
 ネックレスやら、仏像みたいなのとは違うんだよね。
 ほんとに、骨壷を小さくしたのが欲しいんだよね」
等と言われたんでしょうか。
需要を見越して投資・商品開発しているのでしょうから、
潜在的な消費者ニーズはあると見込んでいるのでしょうね。

見方を変えると、一般消費者はこの小さな骨壷を何に使うんでしょうか。
これを埋めるのか…手元に置いておくのか…。
小さな骨壷を、態々埋めるのだろうか…。
折角小さくしているのだから、手元に置くと考える方が妥当か。
いや、手元に置くというより、仏壇に置くかな。
この1寸~2寸サイズだと。

もしこの仮説で考えるなら、遺族は火葬後に希望に応じて分骨をして、
大きい骨壷は墓へ、小さい骨壷は各家庭の仏壇へという流れでしょうか。
『墓よりも骨を重視していく流れ』を、うっすらと感じます。
将来的には、墓に骨を埋葬せず、
家族全員で骨を分け合うような風習になるかもしれませんね。
墓は移動できませんが、骨だけであれば移動できますからね。
墓を管理できなくなって合祀されるより、
手元に骨があって個別に供養する方が、精神的にも良いでしょう。
「墓地・埋葬等に関する法律」では、庭に墓を立ててはならんけど、
仏壇に(家族・先祖の)骨を置くのは問題ないでしょうし。

…まぁ、ハッキリとしたことは言えませんね。
なぜ1寸~2寸サイズの骨壷が出だしたのかという理由は謎のままです。
今の情報量では桂小枝と同じことしかいえません。
「中途半端な大きさや」
しかし、1寸~2寸サイズの骨壷が推されていたのは確かですし、
予想できる状況は捕らえておきたいですね。
骨壺を売られている方に、また機会があれば聞いてみたいと思います。

というわけで、続く。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年06月30日 09:00

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