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2009年10月02日

初級司会講座を終えて (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

今年最後の初級司会講座(年に4回)を終えました。
全国から25名の参加者がお集まりくださり、二泊三日で4科目を講習します。
事前アンケートを読む限り、今回の参加者にも色々な方がいました。
そして皆さん、様々な悩みを抱えているようです。
同じ系統の団体に所属していながら、あまりにも違う労務管理には驚きます。
一概には申し上げられませんが、それでも・・・とにかく頑張れ!
皆で同じ釜の飯を食って、同じ屋根の下で眠る二日間・・・有意義でした。

 

司会の講習は、今年から大きく変わっています。
自分をコントロール出来るか? というのを、
一つのテーマに掲げていますので、手足を動かしたり、ジャンケンをしたり。
それも普段とは別の方法で自分をコントロールします。
(若い人ほど、反応が早い・・・若いって良いよなあ)
そして同様の手法で、司会技術の向上に役立てます。

  
(画面に合わせて体をコントロールしています)

私の担当する司会講座は三日目ですからね、そろそろ体が鈍る頃。
じっとしていても始まりません、まずは体を動かしましょう。
えっ、何? 前日油を射し過ぎたって?
いいね、いいねえ、何処の居酒屋よ・・・油を挿したからには、
目一杯、お口が回るんでしょうな(笑)

前半は発声練習から、これから学ぶべきことの大枠を知り、
ふっーと溜息を吐きながらも、早速声をだしてもらいます。
またMP3音声再生機を机に置いてありますので、繰り返し聴いてもらいましょう。
弔電が主な内容なのですが、これだけ繰り返し弔電を聴いたこともないでしょう。
これは最後に、全員に課題発表としてトライしてもらいます。
これを発表した途端、会場の雰囲気が一変するのも不思議。
上手くても、下手でも、良いんですよ。
まずは皆の前で、マイクを通して、声に出してやってみることが大事です。

また司会だけでなく接客にも役立つ、「言葉の力」というテーマでもう一つ。
プラス思考での言い替えのコツや、トラブルにならない言い方の妙など、
あまり硬くならずにクイズ形式でやらせていただています。

 
(まいうー)

あっという間にお昼タイム。
ここの食事の面白いのは、朝からハンバーグが出たりするところなんですが、
(噂によると、ですよ)
年老いた私には到底食べられるはずもなく、実は一度も朝飯は食ったことがありません。
薬を飲む関係もあって、部屋で簡単に済ませております。
しかしお昼は、なかなか麺類が美味しいのです。
普通は、こういう場所で麺類を選択するのは味オンチだと思っていました、今までは。
(ごめん、なんで倒置法なんだろう)
ところがどっこいすたこらさっさ、ここの麺類は意外と美味。
最近宿泊するときは、大概麺類で済ませております。
隣の席で受講者がこんなもの食ってました。
(確かに、見栄えは良い・・・が・・・)

 
(ずいまー・・・そんなことはありません冗談です)

午後は、課題発表に向けてテキストをこなしていきます。
文章の切り方の原則、ニュアンスを伝えるとは?
音声の山の取り方、弔電の捌き方、進行台本の意味、間の長さの違い・・・など。
様々な表現技術と、音声の強弱の関係、音声の高低の関係、速度の速い遅いの関係。
手品でいえば、先にテクニックを理論的に解説してからマジックをやって見せる。
その上で参加者にもやってもらうのですが、頭では理解しても、
イメージとしては十分あったとしても、実際に表現出来るかというのは・・・難しい。
それでも最後は、一人ずつ課題にトライしてもらいました。
良く頑張ってくださいました、ありがとうございます。
今後もどこかでお会いするでしょうが、その際には、少しでも上達していてください。
三日間、大変お疲れさまでした。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年10月02日 09:00

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