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2009年10月22日

エコな社会(工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

先日、車を車検に出しました。
…結構、しますなぁ。
時間は2日程度しか掛かりませんでしたが、財布が痛手でした。
このご時世にあやかってエコカーに買い替えた方が良いかなとも思いましたが、
もっと資金が足りないか。

エコと言えば、家電もエコ製品が多く市場に出ています。
以前エアコンを見に行きましたが、エコ技術が前面に出されていました。
販売員もいかに環境にやさしい設計かという点を重点に説明していました。
個人的には、基本機能と価格を聞きたかったのだけどねぇ。
地球よりも財布の方が弱っているので。。。。

家電は、環境にやさしい製品にエコポイントが付与されます。
例えば、6万円程度のエアコンで環境基準を満たしていれば、
6000ポイント程度のエコポイントが付きます。
このエコポイントは、ほぼ同じ額の商品券や地域物産と交換できる仕組みです。
環境に良い製品を買ってもらうための、動機を上げる政策ですね。

そのエコポイント制度、今年度末には廃止される可能性があるそうです。
今月13日の記者会見で、小沢環境相は、
「エコポイント制度の事業費を来年度予算の概算要求に盛り込み、
 ポイント発行の対象となる商品の拡大も検討する」と述べる一方で、
直嶋経産相は「今まだ判断できる状況にない」、原口総務相は「精査中」と、
方針がハッキリしない。
概算要求を見直して、贅沢できないということの表れなのでしょうが、
エコポイント政策が環境対策として行われているのか、
景気対策として行われているのか、ハッキリさせた方が良いですね。
中途半端な政策は、価値が低いでしょう。

鳩山首相は、温室効果ガス25%削減を目標に掲げていました。
しかし、中途半端な政策だと、失敗して恥をかくのではないかと思います。
まぁ、2020年の目標だから政権が変わってしまっている可能性が高いのですけどね。
なぜ、任期の4年以内の目標を立てなかったのか、疑問。
「小さなことの積み重ねが大切」と言ったのは、
9年連続200本安打を達成したイチロー。
残念ながら、日本の政府は小さなことを積み重ねるのが苦手なようです。

ちなみに、エコカーへの補助金も今年度末で終了する予定で進んでいます。
経団連副会長の渡辺捷昭・トヨタ自動車副会長は、
「日本の現状はまだ厳しい。経済情勢次第では延長も考えてほしい」と、
これまた環境対策というよりも、景気対策としての続投要望。
もはや購買力誘発の一つとして、エコが利用されているようにしか見えません。

葬儀業界でも、今年のフューネラルビジネスフェアで、
環境にやさしい製品が多く展示されていました。
トライウォールパックの棺や、お茶の製法、etc。
残念ながら、現在のところ葬祭商品にはエコポイントは付きません。
それでも、環境へのやさしさが顧客ニーズに合致するのでしょうか。

地球にやさしいのも良いことだと思います。
ただ、葬祭の製品であるのならば、故人や遺族にやさしいことを、
もっと積み重ねていかなければならないことのように思います。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年10月22日 09:00

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