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2010年02月01日

靖国参拝(工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

先日、靖国神社を参拝しました。
日本の軍人、戦没者が慰霊されている代表的な神社です。
終戦記念日の8月15日に首相が参拝するかで毎年話題になります。
東京近郊に住んでいながら今まで行ったことがなかったので、
初詣を兼ねて参拝してきました。

年頭から時期が外れたからでしょう、
参道を歩いていても日本人の参拝者は疎らでした。
(黒い街宣車が数台停まっていましたが…)
一方で外国人観光者は多くいました。
ツアー客だと思われるいくつかの団体が、
慰霊碑などを眺めがらガイドの説明を受けて観光していました。
海外では、靖国神社のことを「war shrine」(戦争神社)と表記することもあるようです。
海外でも戦争のイメージが強い神社なのでしょうね。

8月の終戦記念日に靖国参拝問題が起きるたびに、
日本国憲法の「政教分離」の原則が思い起こされます。
かつては靖国神社の国家管理化を目指す「靖国神社法案」が、
自民党から国会に提出されたこともありました。
何度も審議されましたが、結局、廃案になりました。
結果、今では終戦記念日に閣僚が参拝する形に落ち着いているようです。
閣僚が終戦記念日に靖国神社を参拝することが、
政府と神道とのつながりをイメージさせるかは、微妙な問題です。

大日本帝国時代、日本政府の政策により、国家神道がありました。
「国家神道は宗教だったのか」というのは今なお議論の的となっているようです。
葬祭ディレクター技能審査では、国家神道に対する見解を聞かれることはないですが、
この時期、1868年の神仏分離令により神仏習合の慣習を禁止し、
神道と仏教、神と仏をはっきり区別されるようになったこと、
また、神仏分離令を発端に廃仏毀釈が起こり、
各地で寺院や仏具の破壊が行なわれたことは、
学科試験問題で良く出されているところです。

靖国参拝は、宗教と政治の関係だけでなく、戦没者を慰霊する意味もあります。
(政教分離の批判を回避するため、閣僚の参拝は慰霊を理由にすることが多いでしょう)
靖国神社に訪れてみると、戦没者の慰霊モニュメントが多くありました。
中でも目を引いたのは献木でした。
拝殿前に植えられた桜に、戦没者遺族の各会の献木パネルが掛けられているのですが、
その数が多く、名称も独特でした。
戦没者遺族の戦争で亡くなられた方に対する慰めの強さなのか…。

靖国神社は、他の神社と違う雰囲気がありました。
戦争と結びつきの強い神社ということを、改めて強く感じた初参拝でした。

ちなみに、おみくじは末吉。
こちらの紙片の内容が合っていれば、無難な一年になりそうです。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2010年02月01日 09:00

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