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2010年07月15日

第46回葬祭ディレクター技能審査受験対策 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

今回は葬祭ディレクター技能審査試験の1級受験者が対象であった。
北は青森から、南は何と沖縄まで・・・この団体のエリアが広いことには驚かされる。
改めて思うのは、沖縄の人も受験をしているということだった。
日本は葬儀に関しては狭いようで、なかなか広い。
地域により火葬のタイミングすら全然違うのに、骨壷の大きさも違うのに、
そして習俗の違いは大差が有り過ぎて、とても書き記すことはできない。
特に沖縄の習俗はあまり知られておらず、火葬についての事柄の中で、
予備知識として受験対策テキストの備考欄に書いていたら喜んでくれた。
(本当に沖縄の人が来るとは思っていなかったので・・・)

テキストから少し抜粋すると、喉仏は軟骨だから火葬すると燃えてなくなる。
一般に火葬場で喉仏と言われているものは、実は第二脛骨である。
残骨灰に関しては、ここでは怖すぎてとても書けません。(アハハ)
明治29年の火葬率の調査と、明治30年に制定される伝染病予防法の関係。
その後、急激な火葬率の普及と火葬場建設ラッシュ・・・都内はそれも民間で。
なかなか難しい問題も見えてくるようです。

さて講座の中身、まずは実技筆記の模擬試験、A~Mまでの13問の中からAを出題。
皆さん、歯応えがありそうで頭を悩ませていました。
しっかり勉強して知識を豊富に身に付けないと合格ラインが遠のきそう。
そして学科試験対策も弊社オリジナル問題から模擬試験Aを実施。
お釈迦様のお父様の名前は・・・などと概論以前の部分を出題したら難しそうだった。
少しレベルは上げてあるけれど、そんなに悪い点を取ったらいけませんよ。

接遇実技と司会実技は、同じブースで連続試験ですから同様にやりましょう。
そして、お互い邪魔するぐらいの感覚で、試験当日の実践感覚を養います。
二人ひと組、乃至は三人ひと組になって審査官役もやるのがこの講座の特徴。
審査官役をやることで、かなり採点方法のイロハが学べるのです。
自分がやると気がつかなくても、他人のことはよく見える。
岡目八目とはよく言ったものです。(昔の人は偉い)
弊社の司会模擬問題には、様々な細工がしてあり、見破るのも楽しいでしょう。
罠に掛った者は必ず「卑怯な・・・」等と口走っている。
ウフフフ・・・騙されたお主が馬鹿なのじゃ!

幕張装飾は別の講師だけど、この試験も難しい。
何せ問題が、ここ数年ずーと変わってないのに、
昨年の実技試験では、平均点が実技試験4 科目中一番低い。
まさに<恐るべし>の問題なのだ。
逆に考えると、とても良い問題とも言えるし、
また採点方法が徐々に厳しくなりつつあるのも分かる。
私が今、幕張の試験を受けたとしたら・・・何点取れるでしょうか。

さて、試験本番まで2カ月を切りました。
情報は与えましたから、後は皆様が勉強してください。
コツコツ積み重ねた人が勝つはずです。
出来たら、ネットに加入して確実に勉強してください。
健闘を祈ります。
大変お疲れ様でございました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2010年07月15日 09:00

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