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2010年12月17日

米国視察研修の話 その2 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

(久しぶりですが、1の続きです)
私の右隣に座った方、下着のシャツに短パン、素足にサンダル履きのオッチャン。
この方に注意警報を発令しながらロスアンゼルスまで10時間、よく耐えましたがな。
隙を見せたら話しかけられそうで、窮屈な思いを座席に仕舞い込みホントよく頑張った。
ところで、アメリカ行きの一番の苦労といえば、
何と言っても飛行機の長時間移動に耐えること。
しかも、エ、エ、エコノミークラスで。
エコノミー症候群という危険もあるし、少なくとも狭い空間に押し込められ、
お尻は痛い、腰は痛い、右側は向けないから首も痛いしトイレは我慢する。
座禅修行でいう「立って一畳寝て半畳」よりも圧倒的に狭いのだ。
立てればいいよ、座れればまだいいよ。(良い修行である)
私は新幹線だってグリーンにしか乗らないのに、飛行機の座席は窮屈で仕方ない。
(少し太ったことも影響しています・・・ブタ)
それだけの苦労を乗り越え、よく皆さん平気ですな。
決して皆さんがブタというわけではございませんが、
アメリカがそんなに良いのでしょうか・・・という疑問は消えません。

機内では、昨年同様、私はまた映画三昧でした。
時間を潰す方法として読書や音楽鑑賞という方法もあるのですが、
寂しがり屋の私にとって、映画が手っ取り早く寛げるし癒してくれるのです。
観たのは「ハナミズキ」「ソルト」「KISS & KILL」の三本立て。
「ハナミズキ」、あざといけど面白い・・・ストーリーが単純すぎるけど、
逆に正々堂々と映画を演っていて好感さえ持てました。
「ソルト」、アンジェリーナが出ているだけで、もう全て良し。
ストーリーなんてどうでもいいが、ストーリーも面白い。
アンは最近、ラストが悲しい話が多い気がする。(なんちゃって)
「KISS & KILL」、荒唐無稽な展開は馬鹿馬鹿しいが、
主役の二人が抜群に面白く観ていて飽きない。
それでもラストは酷い、ただ、存分に楽しませてくれた。
飛行機の中で観る映画に文句を言える立場ではないのだから、
どの映画も私の時間潰しのために「ありがとう」と言いたい。(多謝)

話は突然変わりますが、ふと思い出した。

このドラマ・・・もうノベライズで出された本も絶版になっている
と思うけど、私にとっては本当に懐かしいものです。
(私は汚れないようにパッケージして大切に仕舞ってありました)
アメリカ視察から帰国して随分経ちますが、
ある会合で10年振りに「約束の夏」のドラマの話をしました。
喋っていて、自分が一番懐かしかったです。


(大沢君と四方堂君は元気に頑張っているようです、応援しましょう)

この頃の演出系の話や表現についての約束事は、今の私の原点になっている。
・・・というような思い出を頭の中で反芻している間に飛行機は降下をはじめ、
遂にロスアンゼルス国際空港に着陸した。
現地時刻で11月1日午前10時半、気温は30度近くある。
この後3~4度近く上昇します。
暑い、うだるような暑さ・・・おまけにジャンバーを着込んだ私は迷い込んだ異邦人。
いや、異星人かもしれないほど周囲からは浮き上がって見えていたことでしょう。
なんだよ、飛行機で隣り合わせに座ったあの変なオッチャンは正しかっただけかいっ!
でも11月だからね、普通ならもっと寒いはず・・・アメリカも変な気候だ。

さて到着後、疲れを癒す間もなく研修が待っていた。
(続く)

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2010年12月17日 08:00

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