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2010年12月28日

研修で浜松へ (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

静岡県の浜松市、人口が81万人を超えている政令指定都市。
うなぎパイの街、自動車の街、楽器の街・・・訪ねるとやっぱり都会、立派だねえ。
今年最後の研修会は、このエリアに多店舗ホールを展開する葬儀社様の司会研修会。
駅前はビジネスホテルばかりが立ち並びますが、宿泊したホテルからの眺望が美景。
浜松の都会の様子が窺えますよ。


定点カメラで昼と夜に分けてみましたが、さほど効果がでなかった。
なんだか逆効果みたいですが、是非行ってください・・・ウナギも美味しいし。
宿泊したホテルはクリスマス気分、ロビーには大きなツリーが飾ってありました。
そしてツリーの後方に小さく楽器が写っています。

そもそも駅の近くにコンサートが開ける音楽ホールがデンと構えていますし、
浜松といえば、ヤマハ、カワイ、ローランドと軒並み本社があります。
楽器事業は国内トップブランドが顔を揃えています。
この街は、音楽業界とは切り離せない街なのです。

さて、話は少し飛びますが・・・
私にとって興味がある音楽業界の話題は、なんといっても後2か月後に迫った審判。
日本音楽著作権協会(JASRAC)が、公正取引委員会から独占禁止法違反(私的独占)で、
排除措置命令を受けた審判が大詰めを迎えていることです。
これは日本音楽著作権協会(JASRAC)が、放送局との間で交わした、
放送した楽曲数にかかわらず放送事業収入の1,5%を徴収するという
「包括徴収」方式を問題にしているのです。
公正取引委員会は、この方式では日本音楽著作権協会(JASRAC)以外の管理楽曲を使う
放送局側にとって、色々と問題が出てくることを指摘していました。
大詰めを迎えた裁判ですから、これから決着がつくのだろうと思いますが、
アーティストでも日本音楽著作権協会(JASRAC)に、
自らの楽曲の管理を任せない人も多数います。
(以前書きましたが、浜崎あゆみ、大塚愛、倖田來未、Mr.チルドレン、スピッツetc)
更には、編曲の権利の曖昧さ・・・というか編曲に関しては、
日本音楽著作権協会(JASRAC)は管理していません。
過去にも裁判にまでなった大きな問題がありました。
服部克久と小林亜星の「記念樹」問題、森進一と川内康範の「おふくろさん」問題。
日本音楽著作権協会(JASRAC)は、一切関知しなかったのではないでしょうか。
(この問題についても過去に記しています)
現在の日本で、JASRAC以外で楽曲管理をしているものは、
ジャパン・ライツ・クリアランス(JRC)、イーライセンス、アジア著作協会(ACA)、
ダイキサウンド、ジャパンデジタルコンテンツ(JDC)などがあります。
葬儀業界も楽曲使用については難しい問題を内包していることになります。
ちなみに、全米葬儀社協会はセレモニーで使用する楽曲の割引を受けていますが、
払うべき料金はしっかりお支払しています。
裁判の行方を見守りましょう。

話を戻します。
研修は、この素敵な会場で開催されました。

この写真にもハープが写っています。
やはり音楽とは縁の深い街なのでしょう。
司会の研修ですが、ベテランを中心にしたメンバーながら基礎からやりました。
司会表現の理屈に関しても、後輩たちを指導する関係もあり、
トータルで指導させていただきました。
それぞれに経験がありますから、難しく感じられる部分も多かったと思います。
それでも皆様は、大変真面目に取り組んでくださいました。
ありがとうございました。
質問もいただきましたが、宿題も出していますし、CDも練習用に渡してあります。
年が明けたら、次のステップの研修が待っています。
再びお会いできることが楽しみです。
では。

帰路、渋谷でこんなものを見ました。

全部、日清のどん兵衛のうどんだらけです。
面白いね。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2010年12月28日 08:00

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