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2011年01月31日

米国視察研修の話その3 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

随分、間が開いた。
気分的には今更という感じだが、折角の研修だから・・・結論は出さねばなるまい。
ということで、ここからは大雑把に<五話連続>で報告するのでゴメンね。
(誰に謝ってるんだ)

ロス到着時28度、本日30度は超えると現地ガイドが言っていた。
私を含む一行は・・・すべて冬支度・・・他の誰から見ても一番にアホだろう。
しかも、我々が乗るバスが到着するまで、他団体のバスの影で涼んでいた。
「おー、来た来た! 暑いよ、クーラークーラー」
早速バスに乗り、昼食と視察へGOだ。


(このバスは関係ありません)

「あー、暑いなあ・・・やっとゆっくり座れるよ」
「いやあ、飛行機の座席の狭さに比べると天国だあ」
「ちょっと、天国とはなんだ、極楽と言えよ我々は仏教の国なんだから」
「でも、ここアメリカだから天国でも良いんじゃないの」
「いやアメリカは多宗教だから・・・云々」
「えー、そんなことないって・・・云々」
このような会話があったかどうか私は知りませんが、
バスは一路昼食会場を目指しロスアンゼルスの海岸沿いのレストランへ向かう。
米国到着後に初めて口にするランチ、それなりに期待していた人もいるだろう。


(出入り口は大変オシャレでした)      (オーシャンビューも最高です)

そう・・・期待をしてはいけません。
日本食は思いの外、美味いのでした。
目で食べる日本人。
味で食べる中国人。
胃袋で食べる米国人。
誰かが言っていたけど・・・その通りでした。(飯食った気がせんわ)
さあ、それより研修だわ。(飯食いに来たわけじゃないから)

まず最初に訪れたのが、SCI(世界最大の葬儀社と思ってくれ)が経営する公園墓地。
その名もローズヒル葬儀場・墓地公園施設である。
SCIグループ傘下のメジャーブランド「Dignity」が入り口で迎えてくれる。
1914年に18エーカーの墓地からスタートして、今では1400エーカーの広さ。
日本でいうメモリアルパークや霊園経営のお手本みたいなもの。
パークには、チャペル、モズリューム(霊廟)、コロンバリューム(納骨堂)なども。


(火葬場です)

つまりここでは葬儀からその後の埋葬まで全部できるのである。
面白いのは火葬率。
ここでも4割程度だといっていたから、火葬率は上がっているんだ。
他民族の霊園墓地は、なんだか異業種交換会のようでワクワクするのだ。
お墓を見てワクワクするはないけど、でもワクワクするのだ。
目で感じる多民族国家の驚きみたいなものだろう。


(お供えしてあるものが、どことなくかわいい)

いくつかある教会には、どれもティッシュペーパーが置いてあった。
涙をふくためなのだろうか。
それにしても剥き出しのまま置いてあるのが大陸的。
聞くところによると、こちらではハンカチを持ち歩くという習慣があまりないらしい。
所謂、使い捨て文化らしい・・・エコでもなんでもないのだ。


(日本の教会ではこの光景は珍しい)   (初日は少し小さめのバスでした)

夕方の5時に日本を出発し今日アメリカで眠りにつくまで、時差の関係で35時間位。
去年も思ったけど、初日が一番辛い。
だが、今年は去年と違う点が一つ。
今日宿泊するホテルには・・・ウォシュレットが設置してあるのだ。
(わーいわーい・・・多喜)
勿論明日からはありませんが、今日一日はぐっすり寝て、朝しっかり出すぞ。
さ、その前に、晩飯を兼ねて一杯やりましょう。
今日はMUSHA(武者)という日本風居酒屋でした。
店員が全員、伊賀忍者の恰好で・・・
だったら、良かったのにね。
では・・・。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2011年01月31日 08:00

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