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2011年04月18日

接遇研修会 in 島根(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

毎年呼んでいただいている、島根県の葬儀社様で、接遇研修会がありました。
集まってくださったのは、初心者からベテランのホールスタッフと、
献茶の女性スタッフ達です。続けて参加してくださるスタッフもいて、
久し振りの再会が楽しみな研修会でもあります。
3月といっても、東京とは気温の差は大きく、
前日に雪が降る中を島根県に到着しました。

それぞれ、現場のキャリアはありますが、もう一度ここで「葬儀とは何か、
なぜ、葬儀スタッフはお客様との関係性をきちんと学ぶ必要があるのか、
そしてお客様の心理はどうなのか・・・」などをお伝えしました。
始まってまもなく、法要中心に仕事をする献茶の女性スタッフが、
「自分がしている仕事と、葬祭ホールの中での接遇がうまくつながらない」
とおっしゃいました。
葬儀式場と法要の席では、スタッフがやっている仕事は違いますが、
お客様の気持ちや感じていることは同じです。
①その時のお客様がして欲しいと望んでいることは何なのか
②スタッフの態度や、言葉づかいは、その場にふさわしいのか
③お客様が心地よくそこにいる為に、スタッフの貴方が出来なければ
いけないことは何なのか 
などを献茶スタッフといえども、しっかり考えて行動しなければ、
葬儀全体の印象を落としてしまうということを説明しました。

例えば、料理の並べ方、お皿や瓶の置き方、空いた物の回収の仕方、
呼ばれた時の返事、話の聞き方、答え方・・・・・。
献茶スタッフにも課題は多いです。
その時の一瞬、一瞬に心を込めて、お客様のために仕事をすることは、
葬儀式場と何ら変わりはありません。
この日は、葬祭ホール接遇がテーマでしたので、
それ以上深めることは出来ませんでしたが、それぞれの献茶スタッフが、
日々意識をして仕事に臨んでいただきたいとお伝えしました。

 

午後は、広いホール内をつかって、接遇実践の研修をしました。
様々なホールのやり方は千差万別です。
焼香案内ひとつにしても案内のタイミングや場所は様々でしょう。
しかし葬儀接遇というのは、そういう目先のことだけではなく、
常に、お客様という存在を意識して、葬儀という儀式に相応しい行動、
言動、方法を考えて実践することだということを強くお伝えしました。

終了後も、多くの質問が出て、熱心なスタッフの皆さんでした。
今後とも頑張ってください。応援しています!
お疲れ様でございました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2011年04月18日 08:12

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