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2011年06月24日

葬祭ディレクター技能審査受験対策in宮城 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

被災地宮城県へ向かう。
新幹線で仙台駅に到着する頃から、恐らく高校のグランドに鉄屑が集められ、
空中にそびえ立つかのように高く高く積まれていたり、
或いは、民家の屋根の修理跡が生々しかったりして心騒いだ。
思えば、3.11の後、仙台駅のホームの映像がテレビで流れたが、
当時のメチャクチヤに壊された感じはなく、落ち着いた駅の様子にホッとした。
だって大宮から福島までだって、なかなか開通しなかったんだから。

宿泊したホテルも被災していた。
3.11の夜、弊社の加藤が停電の中、投宿したホテルである。
今も生々しく傷跡が残る。

「どうして直さないのですか?」
訊ねてみると、3.11の後、修理をしたが4月上旬の震度5強の余震でパア。
もう面倒くさくなって1年間は修理しないとか。
しかし、それにしてもホテルは連日の満員御礼。
工事関係者が連日押し寄せ、何がどうなっているのか分からない。
嬉しそうな様子でもあり、一方で悲しんでいたり・・・ハムレットのよう。
いずれにしても「がんばろう東北」である。

この団体、予定では年内に葬祭ホールが16会館までいくらしい。
施行件数は3千数百だが、もう少し伸びて欲しい。
それはそれでよいのだが、ディレクター技能審査の受験者は激減した。
今年は仕方ないだろう・・・が、昨年学科試験だけ落ちた人も多く、
再受験する人も含めると、総数はかなりいるのだ。

実技試験は何とかなりそうな雰囲気がある。
まだ時間がたっぷりとあるから、間に合うだろう。
しかし、昨年と同じ状況にあるのは学科試験対策だ。
模擬問題集くらいは購入しましょう。
色々と対策を打ってはいるが、響いてくれないだろうか。
・・・また、学科だけ落ちるよ・・・それからやっぱりと言われても・・・

皆さんの頑張りに期待します。
頑張ってください。

帰路、事務局のS氏に無理を言って塩釜港から南下して仙台ルートを通った。
テレビで見るのと、間近で見るのとでは大違い。
車から降りることが出来なかったので、簡単な写真とビデオだけだが少し紹介したい。

塩釜から荒浜を抜けてもらったが、この荒浜地区・・・3.11の翌日には、
遺体が数百浮いていてどうすることもできない・・・と記事に出ていた。
実際に通って見てなだらかな平地が延々と続くし、
目の前の荒浜海水浴場は進入禁止地区に指定されていた。
あれから3か月経っているのに、この惨状。

ムービーもどうぞ。


最後に、約束の夏の第59話です。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2011年06月24日 08:30

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